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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「赤壁」配役変更について●ケン・ウォンと登山
1つの見方です。
出演するかしないかは問題ではない
どのくらい注意を引けるかがカギだ
この1週間、どの新聞を開いても、同じニュースが載っていた。
「トニー・レオン、『赤壁』出演を辞退、諸葛孔明役は金城武に」
ニュースが出るや、トニー・レオンのファンも、金城武のファンも、
ジョン・ウーのファンも騒然となった。
騒然となるのは決して珍しいことではない。
もともと芸能界は、にぎやかさが求められるもので、
にぎやかさのないものをどうして芸能と言えるだろうか。
騒然としたやかましさがなくて、どうしてにぎやかと言えるだろうか。
去年、マスコミが、
突然人気者になった林志玲が小喬役をやると伝えたときには、
いっとき、大騒ぎになったものである。
170センチ余りもある小喬が、羽扇と黒頭巾の周瑜の傍らに立って、
お手本通りにっこり微笑んでいるのを想像してみれば、
まだ撮影も始まっていないうちから
批判の声がいっせいにあがったのも不思議ではない。
しかし、先週、製作会社が「赤壁」の最終配役を発表したときには、
もう林志玲は注目の的ではなかった。
チャオ・ウェイの劉夫人、尤勇の孫権がいずれも人々の不安を呼び起こし、
実力派のかっこいい男として公認の
トニー・レオンが諸葛亮を演じることさえ、
大いに非難を浴びたのである。
トニー・レオンとはいかなる人物か。
大小各種の賞を獲得し、チンピラの阿飛から戦国の英雄まで
あらゆる役を真に迫って演じられる、カンヌの影帝である。
だが、それでも、最近は放蕩の貴公子のイメージで
スクリーンに登場することの多いトニー・レオンに、
知恵と勘の神業的に優れた諸葛亮が演じられるかどうか、
疑問を投げかける者は少なくなかったのである。
そして、こちらで疑問の声がまだ収まらないうちに、
あちらではスポンサーが、あっというまに言うことを変えた。
スケジュールの問題でトニー・レオンが辞退し、
諸葛亮は金城武に変わったと。
話に説得力を持たせるためか、当初、この役は金城武を考えていたと、
さらに強調するのだ。
ぎりぎり間際の配役変更は、本当にスケジュールの都合なのか、
はたまた出演料で一致しなかったためか?
同じ国際スターのチョウ・ユンファの出演料が1000万米ドルなのに、
たかだか100万であることに、トニーが不満だったのか?
あるいはカリーナ・ラウと台湾の富豪との派手なスキャンダルが、
出演を見合わせさせたのだろうか?
それとも、果たして彼自身が言うところの、
アン・リーの「色・戒」の撮影から戻って、休息が必要になり、
ジョン・ウーの大作に注ぎ込む精力が残っていなかったのか?
これらの答えはもつれあって、まるで、なぞなぞ番組の様相を呈している。
いずれにせよ、トニー・レオンは「赤壁」を逸した。
金城武はこの件について、まだ何も言ってはいないが、
ネットでは、彼はうまい拾い物をしたと笑っている者もいる。
だが、事実として、超ハンサムな金城のこの1、2年の映画における成果は
誰もが認めるところであり、大監督達との仕事からは、少なくとも、
彼がお飾りとしての役回りから努力して抜け出そうとしている
決意のほどは見て取れる。
もし、この配役変更騒ぎで誰が一番得をするかといったら、
当然スポンサーであり、製作者だろう。
だが、大作というものはスターをそろえなければうまくいかない。
これは道理であって、昔も今も、どこの国でも動かしがたい真実である。
どんなスターにするか、どんな顔合わせにするかは、彼らが心得ている。
ジョン・ウーのお気に入りがトニー・レオンであろうと金城武であろうと、
このオールスター大作の進行には関係ない。
どのみち、「赤壁」は、
1人のメインのスターが全編を支える文芸映画ではないのだ。
トニー・レオンが出ようが出まいが、なんら問題はない。
カギとなるのは、撮影が始まっていないうちから、「赤壁」が
このように多くの注目を集めているということなのである。
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03月14日(水)
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