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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■ピーター・チャン監督インタビュー@
公開近い「傷城」の情報も出ているのですが、
今から出るものは、あまり意味がないか、でなければネタバレなので、
チラッと見で、ほとんど放ってあります。
いろんなキャンペーンも、海のこちら側の私たちには
悔しいけど関係ないし。
17日(北京)から始まるプレミアには要注目です。
「刺馬」のほうはよく知られた話なので、ネタバレといっても、
中国人も筋を承知で、それをどう新しい解釈で撮るかが焦点だと
思いますので、むしろ、関連の知識は知っておいたほうが面白いと思い、
情報をピックアップしています。
以下は、記者会見が終わった後、行われた
ピーター・チャン監督への合同インタビューです。
この作品の構想が少しうかがえます。
ただ、監督の言葉はわかりにくいんです。
中国人に一応確かめているのですが、香港の人の普通話はよくわからない
(アンディも)とのことで、意味を推測して日本語にしたところもかなりあります。
おおよその内容として受け止めてください。
長いけど、いっぱい他の記事がたまっているし、一度にやりました。
「刺馬」は武侠映画ではない
――監督、今日のこのポスターには、全体に戦争の感じが漂っています。
以前、張徹の「刺馬」を見たことがありますが、戦争は出てきませんでした。
これが、今回新しく付け加えられた内容ですか?
ピーター・チャン これは、本当に武侠映画ではありません。
もちろん、私も張徹監督の映画を観て、
初めて「刺馬」の話に興味を持つようになりました。
その後、たくさんの本を読みました。
張徹監督は、背景をそっくり外したんです。
その背景は、映画を撮るときには、背景をただ大きく描けばいいものではないと思いますが、その背景が登場人物の受けているプレッシャーや人物の抱える矛盾を
より強めるので、私はそれを使うことにしたのです。
ジェット・リーがまさに言ったように、実は反戦がテーマなのです。
戦争は人間性を極端にしますから。
――その背景とは何を指していますか?
ピーター・チャン 1853年から60何年かまでの清朝末期の太平天国の乱です。
その頃は、10数年戦争が続きました。
歴史によって叙述が違いますが、江南の7つの省では5000万人以上が死んでいます。
ですから、基本になるのは、10数年にわたる痛ましい歴史です。
「刺馬」は戦争映画でもない
――すると戦争シーンは、この歴史的背景と関係する部分で登場するんですね。
ピーター・チャン もちろん、戦争だけが背景とはいえませんし、
撮らなければならないのは純粋な戦争映画でもないです。
戦争はただ、この作品の背景であって、そこで兄弟達の矛盾が始まるのです。
――さっき見せてくださった映像は、全体に大変重々しく、広大な感じがしますが、
こんな感じになるのですか?
ピーター・チャン あれは一部分です。私は歴史物を撮ったことがありません。
撮りたいのは、決して歴史物ではないのです。
実は、この映画は7、8年間の物語で、2人の盗賊団の兄弟が、
1人の文武に優れた人物と出会い契りを結びます。
その後、3人とも軍隊に入り、ある者は出世し、ある者は義のために死ぬ。
この背景のもとに、3人の兄弟を、彼らどうし、
また1人の女性との感情の中に置くのです。
実は、今お見せした映像はすべて、映画のシーンのスケッチで、
このような効果が表せればいいなと思うものです。
戦争シーンは全部で3つあります。
初めからお終いまで戦争があるわけじゃありません。
戦闘や戦争の映画ではなく、反戦的な感じや、戦争の後遺症が描かれます。
しかし、描き出すのはあくまで人間、この人物達なんです。
ですから、このような重量級の俳優が必要だった。
一番大切なのは、ドラマなんですよ。
実は昨日、3つのクローズ・アップシーンを撮りましたが、非常に嬉しかったですね。
というのは、この映画で最終的に最も重要なのは、このクローズ・アップですから。
ジェット・リー演ずる馬新貽は理想主義者
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12月13日(水)
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