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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■武の歌●Newsweekアジア版追記
武と歌についての文章。
CDを聞きなおして見たくなります。
歌えることを忘れていた……金城武
もしみなさんが武ファンであるなら、
ピーター・チャンにはぜひともよくよく感謝しなくてはならない。
彼が歌と踊りのある映画を考えついたことで、
何年ものブランクの後、金城武が新曲を、
それも1度にソロ1曲ほか3曲を歌ったことに感謝しなければならない。
金城武が歌うのは非常に珍しいことだろうか? そうではない……
何年も前、金城武がまだ新人のとき、
彼はアイドル路線でアルバムを出している歌手だった。
決して新趣向の宣伝を繰り広げたわけではなく、ただ、恋の歌を歌い、
青春コメディーに出るだけで、多くの忠実なファンを獲得し、才能を見せた。
たぶん、その良いルックスの功労もないわけではなかったろうが。
彼が他のアイドル歌手よりも、深い印象を私に残したのは、その名前だった。
最もよく覚えているのは、あるインタビューで、自分の名前について話したとき、
口調がとても得意そうだったことである。
「ぼくの姓は金城で、名前は1文字の武です。
お父さんから聞いた話は面白いです。
ぼくは11日に生まれたのですが、十と一を組み合わせると、士という字になります。
それで、お父さんはぼくの名を武とし、合わせると武士になるようにしたんです」
武の父親が、兵士とか侠士とか、あるいは護士(看護士)とかを
連想しなかったのは幸いだった。
でなければ、今、皆さんの前に姿を現しているのは、
金城兵か金城侠か金城護になってしまっただろうから……
危ない危ない、そのどれになったと考えても、彼のために冷や汗をかいてしまう(笑)。
急ぎすぎた陳昇
名前以外にも、彼にはまた1つの強みがあった。
それは、ファーストアルバムのプロデューサーが陳昇だということだ。
陳昇のような変わった人間に興味を起こさせた人間なら、
必ずや人に優れたところがあるに違いない、と私は思った。
もしかしたら、金城武のアイドル以外の特質を、彼は発見したのかもしれない、
だからプロデューサーを引き受けたのではないか、と。
だが、陳昇はあまりにせっかちすぎて、武を損なうことになってしまった。
彼はなんと「分手的夜裡」にたくさん詰め込みすぎた
――北京語の歌、台湾語の歌、日本語の歌を1枚のCDに美々しく詰め込んだのだ。
なんとも欲張りでないか。
どう言おうと、当時の武はデビューしたばかりの子どもであり、
「阮不知」と「遠方的桜花雨」の両方を、どうして同時に深みを出して歌えただろう?
金城武のファーストアルバムは、基本的には陳昇の失敗作と言うべきである。
その結果、彼の第2アルバム「温柔超人」は2年後になってやっと出されたのである。
(第2アルバムは1stアルバムの翌年発行「只要イ尓和我」なので、ここは誤り。Byあ)
2枚のアルバムの間に映画「ワンダーガールズ2」にゲスト出演している。
出演シーンはわずかだが、それでも人はその優れた容貌に驚いた。
そして知ったのである……彼は歌より演技のほうが素晴らしいと。
低くハスキーな声
彼の声の質は低くかすれていて、実は甘い恋の歌には全然向いていない。
しかしファンにとっては、アイドルの声を恋人のささやきのように
耳元で何度も繰り返して聞くことができるうちに、
世界で1番美しい恋の歌にひとしくなってしまっていた。
それゆえ、彼はこの「温柔超人」では、おのれの本分に戻って、
アイドルの恋愛ソングを歌っている。
「温柔超人」「鮮花礼物情人節」「天空灰灰的」は、
どれも口ずさみやすく、しかし個性はない。
幸い、彼は2つのフィールドで活動を続けた。
アルバムを出しつつ、映画出演も続けたのである。
時が経つにつれ、映画での彼がはるかに優れていることが、ますますわかってきた。
ある期間、朱延平のお笑い映画に出続けてはいたが、
ウォン・カーウァイ作品で、彼はようやく自分本来のものを探りあて始めていた。
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12月22日(木)
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