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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■マスコミ向け試写会行なわれる(如果・愛)
昨日、北京で「如果・愛 Perhaps Love」のマスコミ向け試写会があったとのことで、
記者の報告がいろいろと出ています。
しっかし、少し読み進むと、すぐにネタバレ……で、
そういう部分を外しての紹介になります。

はっきりしたところはカット、微妙なところは白字で伏せます。
できるだけまっさらで映画を待ちたい方は、ごらんにならないでください。
ちなみに、私も「まっさら派」ですが、ニュースを追う以上、
そうはいかなく、「おっと」という感じの連続です。

でも、日本語で読んだのと違って、頭の中に残りにくいので、
その後はできるだけ考えず忘れようとしております。
(中国語の先生も同じことを言っていたのですが、
まだ日本語を勉強していた最中のとき、
日本語で聞いたことは頭に残らなかったと言ってました。
私も、聞いているときは意味をとっているはずなのだけど、
聞き終わってどんな内容だったか言えと言われると、もう忘れているんですね。
もちろん、もっとできる人は当然違うのでしょうが。
言葉って面白いですね)

昨日の午前、期待久しいピーター・チャンのミュージカル大作
「如果・愛」が、北京星美国際影城で
初めての公開マスコミ向け試写会を行なった。
上映が終わったとき、マスコミによる賞賛は潮のごとく、
少なからぬ記者が、作中に描き出されたきめ細かい愛と追憶に感動して
涙が止まらなかった。
(中略)
既知のように、この映画は12月2日、全国で封切られる。
このため、お正月シーズンはこれまでより20日早まることになる。

昨日の早朝、各大手マスコミの記者達が、
星美国際影城に「如果・愛」を見るために続々と訪れた。
睡眠時間は削ったけれど、映画の質を考えると、早起きの価値はあった。
106分の間、観客はみな愛の回想録≠フ名に恥じないものを受けとった。

感情は非常に抽象的だが、監督ピーター・チャンは、
その卓越した心を揺り動かす力と、
きわめてきめ細かい表現方法をフルに使った。
絢爛豪華な歌と踊りと、一見平凡な物語描写に、
映画館は一種の淡い思いと悲しみに満たされた。

そしてジョウ・シュン、金城武、ジャッキー・チュンの3人の
愛憎が交錯するラブストーリーは、まるで古い暦をめくるように、
過ぎし日の美しい愛の思い出を、1つ1つ、
見る者の目の前に呼び起こさせた。

多くの観客が過去の気持ちを思い出しているとき、
金城武がジョウ・シュンを抱いて激しく泣くシーンは、
いっそう強い共鳴を引き起こし、嗚咽が絶えなかった。
楊というある男性は、男は軽々しく泣いてはいけないという
昔からの戒めなど完全に放り出して、3回も涙を流していた。
上映が終わったとき、彼は目を真っ赤にして、
「自分の初恋を思い出させられてしまったよ」と言った。

確かに、記者の取材に対し、ほとんど全員が、
この映画は自分の昔の恋を思い出させたと語ったのである。
商業映画の大作がこんなにも心に深く訴えかけるとは、
監督ピーター・チャンの、
恋愛映画を思いのままに作る力の一端を見せ付けたものだ。
(以下略)
(北京娯楽信報 2005.11.23)


記者の反応は一様ではない、という記事もありましたが――

12月のお正月映画大戦はまもなくスタートする。
12月2日にアジア全域で公開される「如果・愛」が、この戦いの先陣を切る。
ピーター・チャン監督が初めて内地で撮影を行なった作品、
「如果・愛」は、ミュージカル形式の映画としてひとり異彩を放っている。
昨日、配給元が北京でマスコミ向け試写会を開くというので、
記者も連絡を受け、同行した。
記者達の共通した感想は、重点が置かれたミュージカル部分はそれほどではなく、
典型的なミュージカル映画に比べるとやや劣るようだというものだった。

ハリウッドは、前世紀にすでにミュージカル映画を
最高レベルにまで完成させており、
中国語映画もミュージカルの傑作は少なくない。
ピーター・チャンは「如果・愛」を中国語ミュージカル映画の新たな最高峰とした。

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11月23日(水)
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