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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■哲学青年阿武@
華やかな話題が一方にありながら、潜伏期間に入ったかのように
足取りが途絶え、ニュースが一切出なくなった金城武。
こういうときは、陰で何かが進行している予感がするのですが、
と思っていたら全然そうじゃなかったという経験もありますので……

プライベート目撃あり、何かわからない仕事の目撃あり、
以前、雑誌取材などの仕事に忙しいと、あちらの新聞にあったように、
おそらくは映画の宣伝期間に入ったのか、
日本の雑誌にも姿を現すようになりました。

とはいえ、いろいろ出始めるのはまだこれからでしょうね。
こんな文章が、大陸のサイト(たぶんBBS)で紹介されていましたが、
出典はわかりません。2回に分けて。

哲学青年 阿武

金城武はいくつかの映画の中で、多くの人が
折に触れ思い出すようなセリフを語っている。
例えば、
「ぼくはジョギングをする。
体の水分を蒸発させて、涙が出ないようにするためだ」

また、例えば、
「毎日大勢の人とすれ違う。
もしかしたら、その中の誰かと親友になれるかもしれない。
だからぼくは人とすれ違うことを避けない。
怪我するときもあるけど、楽しければいい」

この言葉が、1人の内向的で、天真爛漫で、純粋で、
物事に執着する男の登場人物の口から出ると、
もはやただの作ったセリフではなく、ある種の哲理となるのである。
同じように内向的で、天真爛漫で、純粋で、
執着するたちの金城武がこのセリフを口にしてこそ、
初めて観客の心の奥底を揺るがすことができるのだ。

金城武は自伝の中で、自分は内向的な性格だとはっきり言っている。
「芸能界の仕事とめまぐるしいスターの生活は、
本当はぼくのめざすものなんかじゃない。
ぼくは生まれつき表現欲の強い人間ではなく、
だからスターになりたいと憧れたことはなかった」

彼が芸能界に入ったのもまた、縁だった。
その頃、彼はバイクをとても買いたがっていたのだが、
早くその金を稼ぐ唯一の方法が、
マネジャーのマネジャーの誘いに応えて芸能界に入ることだったのだ。
こうして彼は、我々、ただ名利だけが関心事である
凡俗の民の目に触れるようになったのである。

彼の芸能歴は、意外なほど順調だ。
「ぼくも、なぜ順調に来られたのかわからない。
本当に何の努力もしてないのに、今の位置に来られたんだなあと思う。
香港に行って、アイドル俳優になったあと、ずっと順調だった。
これは、天の神様がぼくのことを
ひいきにしてくれているのかもしれないね」

出演映画やテレビドラマがゆっくりと増えていって、
私たちがどんどん彼との距離が近くなっていると
勝手に思いこんでいたとき、
彼はひっそりと、少しずつ、
この怒涛のような俗世間から距離を置き始めていた。

「20歳の誕生日を迎えてから、
自分はもう大人だという気持ちがものすごく強くなった。
いろんなことに、別の見方をするようになった。
ここのところ、たまたま哲学に触れて、妙に惹かれるものがあり、
面白いものの考え方について絶えず考えるようになった。

少しずつ哲学書に対する興味が深くなっていった。
でもそれはすごく啓発されるところがあったからというのではなくて、
読めば読むほど、面白さが発見できるからだ。
ちょっと抽象的かもしれないけれど
、こういう本を読むと、いろいろな物事の表面だけじゃなく、
もっと深いところの意味がわかるようになるんだ」

あるいは、こういう定めだったのか、
彼は仏教に触れ、密宗を信奉し、アニタ・ムイの師の門下に入った。
「ぼくは小さいころから、仏とは解き難い縁で結ばれているんです」
金城武はこのように説明するのだ。
同じように仏教と解き難い縁≠フ
リー・リンチェイを連想せずにはおられない。(続く)
(芭芥・文 2005.4.14)


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