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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■入隊日記(報告班長)3
これで一応終わり。
「報告班長」は(あちら版で)DVDも出ているので、
機会があったら、見てください。
単純な話だし、コメディ要素もあるので、言葉がわからなくても
話の流れはなんとなく推測できます。
「報告班長」撮影日記・3
5月12日(木)
今日の撮影はぼく1人の芝居だった。
実は1分にも満たないシーンだけど、
その前にスタッフは朝から晩まで大変な思いをしていたのだ。
ぼくは、成語の使い方があまりうまくないが、
真っ黒に日焼けしたみんなを塗炭の苦しみ≠ニ表現したら、
この言い方のどこが悪いのかわからないが、みんな涙を流して大笑いした。
映画では、ぼくはバスケットボールの達人で、
やむを得ないときでなければ、絶対その腕前を見せない
達人中の達人≠セ。
そして、つむじ風のようにシュートを決める。
ああ、いくらぼくが少しくらいバスケットができたとしても、
シュートを決めるにはいささか°覧」がある。
幸い賢い監督はとうに承知していて、高い台やはしごなどの道具を持ってきて、
ぼくがこのプロレベルの動きをやりおおせる手助けをしてくれた。
こんなシュートのやり方を、少しの人しか見ていなくてよかったと思った。
でなけりゃ面子丸つぶれだよ!
1つ秘密を明かそう。
ダンクシーンには、ほんのちょっとした技巧も使われているのだ。
それは――両面テープ。
神様がぼくを慈しんでくださったのかどうかはわからないが、
ちょうど暑くて焼け焦げそうだと思ったそのとき、
突然、ザーッと大雨が降ってきた!
ワー! 広大な黄砂の地面が突然大雨に見舞われたその瞬間は、
奇景といってもよかった。
からからに乾いた土地が濡れると、まるでやっと息を吹き返したかのように、
空に向かって重々しく一陣の白い煙が吐き出されたのだ。
実に壮観だ。この土地にうといぼくは、ただぽかんと見ていた。
ぼくは軒下で静かに待っていた。
子どものとき見ただけの虹が見たいと、ずうっと念じていた。
30分経ち、1時間経ち……どのくらい経っただろうか、
はるか向こうからジミー・リンが大声で呼ぶのが聞こえた。
「タケシ、飯だぞ」
やっと我に返って、心も軽く、向こうでさざめく兵隊さんたちの方に行った。
ぼくは思った。
これから1カ月、虹を見るチャンスはきっとある! (完)
恐らくプレミアのとき。これもClickして拡大(重いデス)。
BBS ネタバレ 1日1回! 12;30
07月19日(火)
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