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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「Perhaps Love」記者会見・大陸の記事A
次は、武欠席は伝えるが、さらりと流したもの。
これは映画そのものについての話題が中心です。
「如果…愛」が上海でクランクイン。
ピーター・チャン、愛≠フ可能性を探る
これは1つの記憶。記憶は部分しか覚えていない。すべてではない。
だからあいまいだ。如果(たぶん)
物語全体にあるのはただ1字、愛=@際立つのはこれ。
「これは私の数多い作品の中でも、最も考えが定まらないものです……」
初めの大陸での撮影、初めてのドラマとミュージカルとの完璧な融合、
さらには中国語タイトルへの初めての迷い――
この「Perhaps Love」に、香港の監督ピーター・チャンは
長いこと感覚をつかめないでいた。
昨日午後、上海のマリオット・ホテルで、
「Perhaps Love(如果…愛)」の製作発表会が、
監督ピーター・チャンとヒロインのジョウ・シュンのみの出席で行なわれたが、
今回も各界のゲストと取材記者たちが大勢集まってきた。
大きなポスターには、ジョウ・シュン、金城武、ジャッキー・チュンの
大きな顔写真が、真っ赤なバックに映えて晴れがましい。
人々が期待の帥哥・金城武は、結局、
今回の非常に慌しく決まった記者会見には来られなかった。
スケジュールを空けられなかったというのが本当のところらしい。
そこで、ピーター・チャンにスポットが集中することになった。
この、かつて「ラヴソング」で空前の香港金像奨9部門を獲得した監督は、
長い間得意とする恋愛者をとっておらず、
「ラヴソング」のファンを長いこと待たせていた。
撮影しながらインスピレーションを求める
今年1月、「Perhaps Love」は北京で短期間撮影を行なったが、
その後、ジャッキー・チュンが出演するかどうかで男優の布陣が決められず、
昨日になってようやく主演陣が最終的に確定、
上海で再び撮影が開始されることになったもの。
主なシーンはすべてチュードゥン映画テレビセンターで完成される。
ピーター・チャンは、いつも自分が何を撮るのかわからず、
現場で模索しながら高揚感をつかんでいくタイプの人間でもある。
普通、撮影にかかる前は、途方に暮れた状態で、
だから映画のタイトルをはじめ、彼はいつも悩むことになる。
「ずっと考えてきて、英文タイトルが映画の意味を一番良く表していると思いました。
後に何人もの芸能記者に意見を聞きました。
その人達は映画が大好きなので、特に信用しているんです。
その結果、『如果…愛』が一番いいという意見でした」
撮りながらインスピレーションが湧くタイプであることについては、
もちろんウォン・カーウァイとは比べ物にならないが、
最後の最後まで煮詰めていけると、笑いながら自嘲した。
「たいていは撮影前か、半分ぐらい撮影した頃にはインスピレーションが湧く。
それでもまだ湧かなかったら、誰も金を出してくれませんよ」
金と言えば、8000万の制作費についても触れないわけには行かない。
ピーター・チャンはこんな意外なことを言った。
「金が多ければ多いほど、使える金はない」
もともと、高額な製作費の出資者はとても用心深いもので、
心配になると目を光らせるようになる。
その結果、その金は彼らのために使う≠アとになる。
第一作は自分の会社のお金によるものではなく、彼はプレッシャーを感じたため、
とにかく最高の作品を作ろうとばかり考えた。
映画は今年12月公開と決まった。この時期は大作がひしめいている。
質問が興行成績の話に及んだが、ピーター・チャンはなぜか全然心配していない。
大スターを使って映画の成績を上げるということについて、
彼はわるびれずにこう語った。
「香港の監督にこの質問をしても意味ないですよ。
私達は生まれながらに、血の中にそういう意識を持っていますから。
もし映画が赤字になったら、つまり次の作品は撮らせてもらえない。
映画を撮るなら、当然、監督も観客も気に入るスターを使わなくちゃならない。
10数年から20年、いつもこうでしたから、
もう私達の習慣になってしまっています」
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04月24日(日)
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