ID:23473
武ニュースDiary
by あさかぜ
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■TLTRシンガポールプロモの記事また1つB
続き。これでおしまい。

Internatonal Man of Mystery

また、彼にはとらえどころのない特性があり、
それが彼を謎めいたものにしている。
確かに、手の届かないものほど魅力的なものはない。
非常にプライバシーを大切にする人間である武は、
出演映画やドラマの仕事のときにしか姿を現わさない。
ほとんどサインをしないし、ファンとも会わない。写真を撮られるのを嫌う。
スーパースターとしては、彼はゴシップ紙から驚異的なほど逃れ続けている。
その恋愛生活は、本人自身よりもっと神秘的でさえある。
共演者や他の誰ともめったに噂が立たない。

このガードの高い姿勢が、おそらく彼をいっそう忘れ難いものにし、
「二千年の恋」や「君のいた永遠」「神様、もう少しだけ」における
苦悩する役を説得力あるものにしているのだ。
「それは、この悩める男性についてのファンタジーです」と、
26歳のファン、グイ・ヤンティンは言った。
「なぜだか、彼の隠された苦しみに引き込まれてしまう。
それが彼の魅力なんです。
もし、彼があんまりスイートだったら、きっと飽きてしまうでしょう」

だが、水曜日にマスコミが出会った武は、
この無口で打ち解けないイメージとは違っていた。
彼は笑みを絶やさず、冗談すら交え、
日本式におじぎをする姿は謙虚に見えた。
また記者たちに北京語、日本語、そこそこの英語を使い分けて、
答えてやってさえいた。
見かけが完璧なだけでなく、マナーも完璧だった。

しかし、完璧な男性の見た目についての普遍的なルールはないから、
武がいろいろな人全てに正しく評価されるとは限らない。
女性誌の編集長スサナ・チョックは、
小紙のアンケート結果にやや驚きを示した。
「私は、彼の容貌は全く主流じゃないと思いました。
いわゆるハンサムな主役男優ではないですね。
トム・クルーズなどとは違います」
「ちょっとやせていますし」
事実、20年前だったら、武には勝ち目はなかったろう。
タン氏はこう言う。
「以前はたくましい男が好かれていた。
今は、筋骨隆々でなくとも男らしくありうる」

ミズ・チョックは、人の好みが変わったことを認める。
「ある意味では、トール、ダーク、アンド、ハンサム
(背が高く色黒でハンサム=アメリカの少し前のいい男の典型)タイプは
広く一般的な魅力を持っています。
しかし、今は女性も様々で、
エイドリアン・ブロディのような独特な面白さと魅力をもった、
もっと型にはまらない容貌の男性も受け入れるようになっています」

だから、今や誰にでもチャンスは平等にあるということだ。
しかし、私達はそれでもまだ、
金城武がどこからやってきたのかは知らないのである。 (完)
(Tan Dawn Wei文 The New Paper 2003.9.1)


BBS 2:30
01月07日(金)
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