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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「i-weekly」のインタビュー(LOVERS)・下●フーロン雑誌情報
「i-weekly」のインタビュー・下 14:00

昨日の続きです。

「十面埋伏」の随風≠ニは、随処風流=どこへ行っても風流の意

武のこの役に対する解釈は、少しぐうたら、何も気にせず、面倒なことが嫌い、
気楽に毎日送りたいと思っている人間――というものだ。
私たちは彼に似ていると思い、共感するところがあるかと聞いてみた。
意外なことに、彼はひとしきり考えたあげく、率直にこう言った。
「うーん、うまく言えない」

うまく言えない……考えたことない……わからない。
彼の答えにはいつも省略記号や、こうした不確定な反応が多く見られる。

アンディ・ラウが見た金城武はこのようなものだった。
「武はその見かけだけで、人にずっとその顔を見ていたいと思わせるくらい
キレイなんだよ(笑)……マンガの主人公みたいにキレイなんだ。
彼と共演する前は、こんなに仕事熱心な青年だとは思わなかった。
本当にすごく努力していた。
立ち回りも乗馬も、彼にとっては門外のことだったけど、
初めて一緒に立ち回りをしたとき、非常にうまかった。形になっていたよ。
乗馬姿勢もものすごくきれいだった。
ぼくは乗馬はできるんだが、門外漢の彼にかなわないよ。
本当に死に物狂いで頑張ったね。彼のその精神をすごくいいと思う」

死に物狂いの武というのはなじみがない。不思議な気さえする。
しかし、「十面埋伏」の撮影非常に大変だったのは確かだ。
ウクライナでの撮影、長くきつい旅、厳寒の気候、毎週1回は起こる停電、
2、3回起こる断水、毎朝6時に起床し、夜は11時に寝る生活、そして落馬までした。
大変でしたか? 私は聞いた。
彼はさりげなくこう話しただけだった。

「ああ、まあまあですね。一番大変だった映画ではないと思います。
ただ撮影の後半で、ウクライナで突然いつもより早く雪になって、
監督は雪の中での立ち回りに変えようと決めたから、
そのときの撮影は結構、本当にきつかったです。
ぼく達は手がすっかり凍えて青紫になってしまって。
でも、やっているときは感覚がなくて、
あの、あんまり冷たくなってたので……顔も表情が作れなかったし、
感覚がなくて、顔の筋肉が自分でコントロールできない。
いつも撮影が終わってから、ああ、ここがぶつけられて血が出てる、
と気がつくという調子でした。現場では冷たすぎて切れても感じなかったから……」
と、この若者はアハハと笑い出したのだ。

自分で選んで、やりたいと思ったものだから、全力を尽くす。
苦労をいとわないが、ところがチャン・ズーイーとのラブシーンは、
彼にはとても気まずいものだった。
武は恥ずかしがりだ。マネジャーのヤウ・イージュンは、
こんなに長いつきあいでも、一緒に写真を撮るとき、
武は彼女の肩に手をかけたことがないのだと言っている。

「ラブシーンは本当に気まずいですね。
相手が良く知っている女優さんでもそうでなくても。
どこまでやったらいいか全然わからないから。
どのくらいやったら、相手が失礼だと感じるのかわからない。
あるいはもし遠慮しすぎても、なんでって思われるかもしれないし。
だからいつもやる前に謝るんですよ(笑)。
先にどうしたらよいか、話し合っておくんです」

彼の出演作がないのには、すっかり慣れてしまった。
2002年に日本のSF作品「Returner」、その後、「ターンレフト ターンライト」があり、
そして今また大騒ぎの内に「十面埋伏」が完成した。
1年に1作の映画出演は、武にとっては積極的といってもいいことなのだ。

「まずまずでしょ。いつも言ってるけど、
どこかでいい仕事があって、ぼくに合っていれば行ってやってみる。
いろんな役をたくさんやってみたいんです。
でもどちらかというと喜劇が好きかな(笑)」

外国のマスコミは彼をアジアのジョニー・デップだとなぞらえ、
社会からはみ出した、変わり者の陰のある役に優れているという。
それを聞いて、彼はどうとも思わない様子であった。

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08月16日(月)
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