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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「i-weekly」のインタビュー(LOVERS)・上●アジアンパラダイス(Lovers会見)
「i-weekly」のインタビュー・上 1:00
おなじみ、シンガポールの芸能週刊誌「i-weekly」が、金城武のことを書いています。
筆者はこれもおなじみの楊麗玲さん。
今回も映画については厳しいことを書いているけれど、
武のことはずっと見てきた人だし、
評価している、ないしは好きなんだと思う。
だから、通りいっぺんの内容にはなっていないです。
2回に分けて。
近いと思えば遠く、遠いと思えば近く
――金城武
金城武のことを書くのは、実は何度書いても難しい。
この長い間、どんな形での対話であろうと、
彼の話すこと、考えることに、大きな変化はほとんどない。
彼には自分の世界があり、それは一貫している。
こうだろうと推測は簡単だが、理解するのは難しい。
最近、台湾の著名人である蔡康永が著した本に、
ある青年についての一章があるのを知った。
この若者はハンサムで、それはもうびっくりするほど、
合理的な範囲を超えるきれいさで、
蔡康永は、それを地球人のものではない美しさと名づけている。
しかし、この人物にはある独特なところがある。
自分の美しさに対して全く無関心なのだ。
一般の人々が、その美しさにぞくっとしても、全然気にとめない。
彼は監督になりたいと願っており、
蔡康永は彼の考えるストーリーを聞いてやっていた。
彼はいくつもの物語を話したが、みなつまらないものだった。
そしてある晩、若者がまた話し始めた。
「3人の、学校で一番きれいな男女が、休暇に一緒にドライブ旅行する約束をした。
車の席が1つ空くので、彼らは学校で一番醜い男子を誘った。
2日間旅し、みんなとても楽しかった。
3日目の朝、交通事故が起こり、生き残ったのは一番醜い男だった。
彼は病院でずっと泣いていた。泣きながらこう言っていた。
「どうして生き残ったのがぼくなんだ?」
ここまで話すと、若者はすすり泣いた。
この章を読んだ人は、みな、この話の中の若者とは金城武ではないかと考えた。
蔡康永は笑って答えなかった。
こんなふうに推測するということは、多分人々の中に
金城武に対するできあがったイメージがあるからだろう。
自分の容貌や才能に無自覚でいられる人間は非常に少ない。
だが、1度自覚してしまうと、その風格を失い、自然に醜いものに変化する。
武だけはまるで特例のようだ。
人は名声と利益を追い求めるが、彼はひたすらおかしなことを考えている。
ひょっとしたら、非常に賢いというのではないかもしれないが、
思考は軽やかに現実から離れて、他人には測り知れないまでに漂っていく。
繊細な感じやすさの中に、不安と脆さがまじる。
芸能人はみんな自分がいかに努力して向上したか吹聴するものだが、
彼はひとり、心のまま、気任せだ。
彼と向かい合っていると、人生は楽なもののように思えてくる。
「ぼくはずっと運がよかったので、別に努力もしてこうなったわけではありません。
この仕事をするなんて思ったこともありませんでした。
ただ、ちょっと成長の背景が人と違っていたから、
こういう文化に溶け込みやすくなっただけ。
自分は俳優だとはちょっと言いにくいです。
職業としては俳優で間違いないけれど、まだまだ勉強している段階。
だから、映画を選んで、音楽をやめたんです。
1つのことをしっかりやるためには、専念しなくちゃならないですから」
実際、美しすぎると、演技が上手いか下手かはどうでもよいのである。
そんなふうに武を厚遇する人々の態度には、偏見が含まれている。
「ぼくはただ見かけがいいだけで、
演技はできないと思っている人もいるかもしれません。
でも、どの映画もぼくは全力を尽くしてやってきたし、新しいことを吸収して、
次の映画では、もっと一歩飛躍した事ができないかと考えていますよ」
物語を語ることの好きな金城武は、チャン・イーモウを賞賛している。
私は、それはチャン・イーモウが物語を語るのに優れているからではないかと
考えている。
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08月15日(日)
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