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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「十面埋伏・Lovers」製作ノートB災難その3●「Lovers」公式サイト開設!
「十面埋伏・Lovers」製作ノートB    0:10


第3の災難:走る馬から滑り落ちる

神様が意地悪なさるのは仕方ないとしても、
撮影中、最も重大なメインスタッフの2度に及ぶ負傷事件は
人々を恐れおののかせた。

初めの事件は、金城武の放った矢がチン・シウトンに当たったことだった。
甘露の撮影した記録映画「如花」を見ると、その矢が放たれた後、
金城武の表情が凍りつくのがはっきりとわかる。
もしチン・シウトンの怪我をした目が、
ちょうどカメラをのぞいているときでなかったら、
おおごとになっていたに違いない。

もう1つは、もちろん金城武の落馬事件だ。
彼は乗馬はできなかったのだが、3日間の訓練の後、長足の進歩をとげ、
馬を御する姿勢はきわめて本格的で美しかった。
チャン・イーモウは「君が馬に乗ったら、
娘っ子どもがまた束になってのぼせあがるぞ」と冗談を言った。

1週間後、馬で疾駆するシーンの撮影が完了し、
最終日、樹林で金城武が馬上で振り返る
(元の脚本:1人馬に乗り秋風の中でじっとたたずむ)という
さっそうとした様子を撮るはずだった。
ところが、普段は温厚だった馬が突然機嫌が悪くなって、
一直線に走り出し、突然金城武を振り落としてしまった。
金城武はこらえきれず、落馬し、倒れて動けない。

その場にいたスタッフたちは仰天して固まっていたが、
彼の様子を見に、いっせいに駆け寄った。
彼が左足を抱えてただごとでない痛みの表情をしているのを見て、
20人あまりのスタッフが、ただちに布団を取り出して地面に敷き、
それで彼を車に運びこんで、現地の病院に連れて行った。
医者は、左足の2本の靭帯が裂けているが、幸い切れてはいないので、
ギプスで固定すれば大丈夫と言った。

チャン・イーモウはといえば、一方では金城武の傷を心配しながらも、
一方では回復に少なくとも4ヶ月はかかることを知っていた。
というのも、同じ年、「古今大戦秦俑情」を撮影した時に、
全く同じことがあったからである。
しかし、あの肝心な「馬上で振り返る」シーンは撮れていない。
チャン・イーモウの考え出した解決法はこうだった。
4人のスタッフが竹ざおで金城武の車椅子をかつぎあげ、
馬がゆっくりと進んでいるようにゆらゆらと揺らしたのである。
画面からはまったくわからない。

チャン・イーモウは語っている。
「神様が示唆を与えてくれたんです。
人間がどうしても何かをやらなくてはならないとき、
「十面埋伏」が立ち往生してしまったようなことは、
本当は1つの暗示であって、チャンスを与えて、
それを活用できるかどうか見ている。
映画がなぜ大きな魅力を持っているか、
私にとっては、とても複雑だからですよ」(完)



「Lovers」公式サイト開設! 13:45

さすが、本家のサイトだけあって、すごい!
使ってる写真がすごい、音楽がすごい! フラッシュがすごい! 
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凄絶な武にも言葉がありません。
(AMUさん、お知らせありがとう)





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