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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■ビオテルム・イベントの報道
司会者の賞賛と憧れの言葉に、彼は明らかに決まり悪そうで、
挨拶のとき、ちょっと詰まってしまったぐらいである。
「来賓のみなさん、んー、客席のみなさん、んー、こんにちは」
話すときには習慣的に眉をひそめる。ずっと何か考えているかのようだ。
彼自身、思わず、「こわい顔になってませんでしたか?」と聞いたほどだ。

ほとんどの時間、金城武の表情はやや厳粛な感じだったが、
質問への回答は、まじめで中身があるだけでなく、ユーモラスで、
7年間イメージキャラクターををして何が収穫だったかと記者から尋ねられると、
彼ははにかんで笑いながら言った。
「収穫は、たくさんただで商品が使えることです」
どっと笑いが起こった。
どうやら、彼は決して私たちが想像しているほど内向的ではないようだ。

インタビューの時間はごく短かったが、
金城武が発する貴族的な気質は、強い印象を与えた。
特に、後ろのボードに自分の名をサインするとき、「武」とサインし終えると、
マスコミに撮影の時間を与えるため、ペンを手に、45度の角度で、
人を夢中にさせてしまう微笑を浮かべ、30秒もの間じっとしていたが、
その深い楕円形の両のえくぼこそ、最もうっとりさせられるものだった。
発足イベントが終わると、あの特有のリズムの足取りで舞台を去って行った。
舞台を降りると、またみんなに向かって手を振り、姿を消した。

金城武のかっこよさは、表面的なものではなく、見通せない中身がある。
この神秘感は金城武にのみ存在するものだ。
(楊偉煒・文 行報 2011年9月2日号)





   BBS   ネタバレDiary   13:00

09月05日(月)
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