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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■マスコミ向け試写会行なわれる(如果・愛)
彼の妻が事をいいほうに進めてくれた、
また金城武は演技と脚本創作を通じて、
きれいなだけの男≠ナはないことを証明した、と明かした。

今年の正月映画第1弾「如果・愛」は、マスコミの関心の的であり続けてきたが、
上映用の版は、ピーター・チャンが何度も手を入れ直してきたために、
世に出てこなかった。
昨日午前、最終上映版フィルムが星美国際影城に届いた。
配給元は、この作品は22日に全国で2回だけ上映したが、
マスコミの反応を聞くためだけのもので、正式上映は12月1日であると説明。
上映会場に入る際は、すべての観客はカバンと携帯電話を預けねばならず、
さらに金属探知機による検査も受けた。

「如果・愛」は上映時間105分、
劇中劇の形で悲しく美しいラブストーリーを語るもので、
非常に心に訴えかける映画だ。
たくさんの回想場面と主人公の男女の互いに傷つけあう物語に、何度も泣かされる。
ミュージカルシーンは華やかで広がりを見せ、
金城武、ジャッキー・チュン、ジョウ・シュンの3人は、それぞれ何曲も歌を歌う。
映画が終わったとき、大勢の女性達が目を赤くしていた。

多くの記者が理解できなかったのは、
このようなスタンダードな恋愛ミュージカル映画を、
なぜ来年の情人節(バレンタインデー)時期に上映せず、
正月期を選んだのかということだった。
ピーター・チャンは、情人節はこのような大作映画には合わないのだと、
こう語った。

「情人節時期というのは2月14日の1日だけで、
興行成績もせいぜい1000万元を超えるぐらいです。
正月シーズンは期間も長く、国外ではクリスマスもあるから、
情人節はやめようということで、私と出資会社とで、
やはり正月時期にあてようと決めました。
映画の最終的興行成績がどうなるかは、今は予測していませんが、
情人節の1000万では満足できません」

映画の主演者達に対しては、ピーター・チャンは賞賛してやまない。
「この作品を通じて、私の金城武に対する見方は徹底的に変わりました。
彼の最初の印象は綺麗さが売りな男(「花瓶」というのですが)でしたが、
この映画での演技には誰もが喝采しました。
彼は脚本の創作にも加わって、多くのセリフが彼によって書かれています」

ジャッキー・チュンの参加は、言ってみれば「好事魔多し」だった。
もともと、「如果・愛」は、
去年の7月にキャスティングが確定しているはずだった。
しかし、ジャッキーの妻が妊娠し、
その上ジャッキーの「雪狼湖」全国ツァーもあって、スケジュールがきつく、
ジャッキーは監督に辞退を申し入れたのだ。
しかし、監督は待とうと言った。

こうして今年3月までスケジュールは延びたのだが、
ジャッキーが赤ん坊の面倒を見たいと言い出し、事態の切迫する中、
ピーター・チャンは1通の手紙を書いた。
そしてこの映画の理念と、製作にかける決心を強く訴えた。

思いがけず、この手紙をジャッキーの妻、羅美薇が見て、
チャン監督の誠意に心を動かされ、
ジャッキーに、ぜひこの映画に出演するよう強く勧めたのである。
最終的にジャッキーは妻の命令≠フもと、撮影隊にやってきたのだった。
(京華時報 2005.11.23)

チャン監督って、はっきりものを言うタイプですよね(多分)。
でも、だからこそ、いい、と言うときは、本当にいいと思うんでしょう。
私は金城武が花瓶≠セとは全然思いませんが、
花瓶∴オいされることはけっこうあった(ある)んじゃないかとは思います。
洋の東西を問わず、男優で容貌のいい人は、
演技者として立とうとしてもきちんと評価されず、かなり苦労するらしいですし。
でも、だからといってよくあるように、汚くしたり、変わった映画や役を選んだりと、
無理にしようとしないのが、好きなところでもあります。


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11月23日(水)
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