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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■これは?●女性セブン(ほんのちょっと)●「看電影」7月号のインタビュー●補足、もう1つ(姜文)
ちょうどいいことに、四川の人が台詞を言って聞かせてくれたので、
ぼくもそれについて台詞を読んだ。で、急に感じたんです、
「ああ!徐百九がついに現われた」とね。
中国大陸では地域が違うと違う方言を話している。顔つきも違うし、態度も違う。
ドニー・イェンは台詞は、広東語でぼくと話してたんですよ(笑)。
俳優にとっては、慣れた言葉のほうが、より穏やかな気持ちで演技できます。
ぼくが一番話せるのは日本語と、あるいは台湾の普通話でしょうね。
大陸の普通話の発音はぼくにはちょっと難しい。
すべて正しい発音でやるのはとても難しいので、普通話で台詞を言うときは少し緊張します。
で、四川語で台詞を言うと、自分が完璧に言えているのかわからないんだけれど、
気持ちがずっと楽なのを感じるんですよ。
1つ1つの音を必死になって正確に発音しようとしなくていい。
なので、四川語を話すとき、感じる演技はぜんぜん違うものになるんです。

――お互いをどう思いますか?

タン・ウェイ ほんとにとっても素晴らしい共演者です。
彼の演技で、私たち2人の場面があったんですが、一緒に演技していて、
私はずっと目を閉じているとかそういう感じで、でも、しまいに気がついたんです、
私のクローズアップのときに、彼が私に対して、彼が写るカットのときよりも、もっといろいろと、
つまり、目の表情でもっと多くのことを私に向かって演技していたんですよ。
そのときは、びっくりしてしまって、ほんとに、演技中、度肝を抜かれてしまいました。
(――魅力にやられた?)
いえ〜、演技のことですよ――彼が、共演者に対して、自分の場面のときより、もっと演技をしている、
ほんとうに、想像もできないことで、とてもとても素晴らしい、ほんとに仕事を大事にしていますね。
それで、ピーター・チャンが、どうして1度ならず2度3度、彼と仕事をするのかが、わかりました。
彼のような演技者となら、どんな監督だって仕事をしたいでしょうよ。
つまり、彼は逃げてしまう心配がない、
彼はいつだってその芝居の中にいて、よそに行かないということです。

武 ぼくとタン・ウェイとの場面はほんとに少しだったので、
演技の他の面をいろいろ見ることはできなかったんですが、
演技というものをよく理解した映画女優だと思いました。
自分がなにをしているか、よくわかっている演技でしたね。

――ドニー・イェンとの共演についてはどんな感じでしたか?

武 2年ぐらい前に、ゲーム(鬼武者)の仕事で、日本の武士のような役をやったんです。
ぼくの顔にCGの体をつけて、アクションシーンを完成させた。
だから、今回、顔を合わせたとき言いました、
「ぼくの代わりにアクションをしてくれてありがとう。
ぼくはなにもしなかったけど、できたものはすごくよかったです!」(爆笑)

彼は普通の演技もとても大事にしていて、演技が終わると監督に、自分から、
今のはあまり良くなかったから、もう1度やらせてほしいと言っていました。
彼は本当にたくさんの経験を積み重ねてきていて、技術がすごい。
会うたび、彼は「しんどい、しんどい」と言ってましたよ。
これは冗談で言ってるんですけど、自分達は哀しい運命だよ、他の人間のために働くんだから。
ま、こんなぐらいは大変のうちには入らないよって。
(看電影2011年7月号より)


「鬼武者3」でドニーがアクション指導を担当したことを言ってるんですね。
でも、「2年ぐらい前」じゃないですよねえ。
ついでにキャプションも。


(左) 武侠映画を撮るのかドラマを撮るのかについて、
金城武はチャン監督と長いこと討論をした。
彼はカンヌで初めて「武侠」全編を見たが、映画が終わった後、
監督と抱擁し、感謝の意を表した。
2人が苦労をして撮った「投名状」を見終わったときは、
率直で思ったことをざっくばらんに言う彼は、
その場でチャン監督に、もしまたこういう映画を撮るときは、
自分には声をかけないで、と言ったのだった。


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07月17日(日)
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