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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■四川から来た男、故郷に帰る(成都日報)
彼はこのハンサムな男の演技面での努力と進歩を、誰よりもよく理解しているのだ。
「たとえ、金城武の四川語が初めの頃こそみんなの笑いの種になったとしても、
彼はそれでも非常に努力して学び、練習し、話しました。
毎日撮影が終わると、翌日の脚本を取り寄せて、先生に四川語で台詞を言ってもらって録音し、
MP3プレイヤーに落として何度も繰り返し、聴いていたんですよ」

最もハンサムなオタク≠フ心の内を一番理解する監督として、ピーター・チャンは
「タイタニック」の中の有名な台詞「You jump, I jump!」を使って、
今回の心理的変化を形容する。
「金城武は非常に安全感を欠いた人です。
撮影だけでなく生活でも、いつもリスクのあることはしようとしない。
とても慎重な人なんです。
今回の四川語は、彼にとっては、すなわち1つの断崖でした。
それを彼は自分自身で、跳ぶと決めた。
監督として、ぼくはもちろん、彼と一緒に跳びますよ。
もし、みなさんが、金城武の今回の四川語がかなりいいと思われるなら、
本当に、うんと彼を励ましてあげてください。
これは、彼にとって、真に、非常に大きな一歩なんです」
(衛聴・文 成都日報 2011.7.1)


金城武の四川語については、実際、おかしな、本場と違う、という言い方が
当たり前のように使われていて、その書き方に納得できない思いだったので、
そこをちゃんと見てくれていたことに、まず、感動。
また、このプロモを通してピーター監督の武を見る目が、以前よりさらに明らかにされてきていますが、
この記事での話はまた一段深い理解を示していて、印象に残りました。

同じ監督とばかりで飽きた、というファンの声は時々聞きますが、
1人の監督に徹底的に付き合ってもらえる幸運は、誰にでも降りてくるものではありません。
ジョン・ウーとチョウ・ユンファ、ウォン・カーウァイとトニー・レオン……
アーロン・クォックが、影帝となったのにその後今ひとつなのは、そのように、
じっくりと彼を見て、作品を作ってくれる監督と出会えていないからだという声もあるくらいです。

しかも決してなれあいではなく、毎回真剣勝負で、毎回新しいものが発掘される。
作品も優れている(私も好き)。
今後もピーター監督は金城武を使うと言ったけれど、企画もあるようです。
もちろん、他の監督との仕事も大いに期待していますが、これは武の幸運として
よかったねと言いたい。


   BBS   ネタバレDiary   23:50

07月01日(金)
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