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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「赤壁」インタビュー司会者の感想●「死神の精度」大陸版発売
しかも大変楽しくリラックスして演じた。
それは、彼にはアクションがなく、完全に普通の芝居だけで
それこそ彼の得意とするところだったからだろうか?
人はもちろんそう考えるだろう。
だが、金城武の考えでは、完全に普通の芝居だけで人物の個性を完璧に見せるのは非常に難しい。
それゆえ、彼は時間をかけて熟慮を重ね、
自分の芝居によって観客の心を打ち、孔明を印象付けたのである。
ぼくは金城武にある比喩を口にした。
球技をするならいつだって達人と手合わせしたい、
そうすれば自分のレベルを上げることができるし、スポーツする快感も得られる、と言ったのだ。
金城武はすぐにぼくの言いたいことに反応して、こう言った。
トニー・レオンさんとの共演がそうだったよ、と。
彼は謙虚にもトニー・レオンのことを自分のアイドルであり先生であると言い、
前回共演したときは尊敬のあまりその目が見られなかったと告白した。
じゃあ、今は? とぼくは聞いた。見られるようになったかい?
輝くような笑顔が既に答えだったが、彼はこう言った。
「できるようになった。今はいい友人です」
「天はこの世に周ユを生みながらなぜ諸葛亮をも生んだのか」は、
彼らの間には決して成立しないのである。
金城武に初めて会ったからだったろうか、彼についてぼくはたくさんの発見があった。
かつて実体のなかった人が、今ゆっくりと姿を明らかにし始めている。
1人の人間、大スクリーンで無数の女性をとりこにする1人の男性、
1人の演技に努力を傾ける俳優……
輝く光輪をすべて取り除いた後には、誠実で話し上手で、
ユーモアのある大人の男が目の前にいた。
それも彼の半身像にすぎないのだが。
(2008.7.2)
●「死神の精度」大陸版発売
小説の方です。
台湾では去年にもう出版されていましたが、大陸はこれが初。
表紙が素敵なアレンジなので。
(台湾版は日本のポスターと同じ、千葉さんがいます)
BBS ネタバレDiary 23:30
07月05日(日)
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