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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■娯楽亜洲のインタビューA(赤壁)(更新)●アルマーニ看板、今度は北京
あなたのセリフには機智に富んだものが多かったですよね。
特に周瑜とのやりとりが。例えば、彼の陣立てが古臭いと言うところとか。


(映画の1シーン)
孔明 雁型陣。悪くない。惜しいことに既に時代遅れですな。
周瑜 あなたも陣立てをご存じか?
孔明 生かじりですが。
周瑜 私の陣立てを時代遅れとおっしゃいましたな。
孔明 ……さすが、都督殿、あんなに離れていても、一切聞き逃さぬとは。


武 監督はこの2人の関係を、別なふうに描きたかったんです。

――ユーモラスに?

武 2人を、実は互いに認め合っているというふうに監督はしたかった。
それから、英雄、英雄を惜しむ。
だから、いわゆる、誰が誰と言い争って、嫉妬して、陥れようとして、ということでは決してない。
それで、周瑜が孔明に「草船借箭」をさせて、実は彼を殺そうとしていたというようなのではなく、
互いが、相手の考えを知りながら、口には出さないという関係。
相手がしていることを承知していて、やりとげたら、相手への評価はさらに高まる……というような。
だから、監督はこの2人の関係を感情の交流のあるものにしたかったんです。
それで、こういう手法はコメディではなく、ユーモアの感覚で処理するもので、
ぼくはとても好きですね。
温かみが出るし、監督の脚本にはたくさんのことが込められています。
監督が必要とするもの、自分の考えが。
もっと軽やかに、もっと溌剌としたものにしたいと望んでいました。
いつも言っていましたね、もう少し溌剌として、と。

――そうなの……。

武 鳩を仰いで(手を振って仰ぐ動作)、洗ってやって(笑)。
監督は鳩が好きなんだなあと思いましたよ(笑)。

――かわいいですよね。鳩との芝居は結構ありましたよね。

武 鳩との……

――ええ。あなたは動物が好きじゃなかったかしら、人間よりずっと。

武 人によります。いや、実際ぼくは動物は好きですよ。

――じゃあ、女性は?


(字幕)爆弾回答 CMのあと、すぐ。


――じゃあ、女性は? 女の人とはコミュニケーションが難しいって言ってたと思うけど。

武 うん、女性はちょっと難しい。(ささやくように言ってうなずく)

――本当? 好きな人に心配事があるんじゃないか聞かれたら、言う?

武 もし、心配事を聞かれたら……

――例えば、今日、撮影で疲れて帰ってきて、ふさいでいるとき、
「ハニー、今日はどうしたの?」って聞かれたら?

武 ぼくはもうあまり話さないのが習慣になってしまってるんですよ。それは多分……

――そして「ハニー、私に話して」って言われたら?

武 (笑)話してわかってくれるかどうか、まず知らなくちゃね。(笑)
いや、いやなこと、辛いことにぶつかったら、なるべく、
例えば家族が、母がぼくに聞いても、兄がぼくに聞いても、話さないですね。
家族も聞かないです、もう聞かなくなってしまってます。
なぜかって言うと、話すってことは、要するに辛さを訴えるだけのことだから。
訴えて、もし気が軽くなるならいいけれど、
実際は、訴えれば訴えるほどよけい辛くなるじゃないですか。
そう思うんです。

――本当?

武 だから、自分で……考える。自分で考えてわかればいいんです。
なんでこんなに不愉快なのか。

――じゃあ、考えてもわからなくていらいらしちゃうときもある?

武 (まじめに)ありますねえ。

――どうするんですか?

武 「フレンズ」を見ます。(爆笑)

――「フレンズ」を見る! じゃあ、それなら、普段、ガールフレンドとは何を話すの?

武 未来について。

――本当! どこで部屋を買おうか、とか、そういうこと?

武 (微笑しながら)世界平和ですよ〜。

――例えば、未来をこんなふうに語るの?
「ハニー、いつお嫁さんにしてくれる?」 これは未来のこと? 
結婚したいとは思ってます?

武 もちろん。


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08月03日(日)
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