ID:23473
武ニュースDiary
by あさかぜ
[6278550hit]
■men's uno(更新)●中国銀幕●目黒シネマ
現在、常に世界を東奔西走しているが、中でも多く向かうのが台北と東京だ。
この2つの都市が、彼が一番よく知る街に違いあるまい。
が、家は一体どこなのかと聞かれると、ためらいなくこう答える
――台北、と。
台北は彼が生まれ育った地であり、親しい友人のほとんどは台北にいる。
すべてが始まったのもこの街だ。
心の奥深くにすむ永遠の故郷であり、一番気にかけている土地でもある。
ところが、大変皮肉なことに、最も愛する土地にいる時間が一番少ない。
台湾の映画産業が、日本や香港などの繁栄に比べ、
完全に後れを取っているからだ。
台湾映画が自分に場を与えてくれ、この土地で思う存分演技をする機会を作ってくれることを、
彼は心から願っているのである。
ゲームは好きだが、実は、マニアというほどではない。
日本では、彼のような人間はごく普通だと、金城武は笑った。
写真撮影にずっと大きな興味を持ってきた彼に、
将来、自分の写真展を開くつもりはないかとたずねると、突然大笑いし、
周りの人がいつも面白がって熱意に水をかけるんですよ、
自分では悪くないと思っているのに、なかなか認めてくれないのだ、と言った。
だから、縁次第ですね、チャンスがあれば、もちろん試してみますよ。
金城武はそう言う。
気ままな生き方
最後に話題を換えてみた。
芸能人になってからは、いつも何事に対しても淡白な金城武だが、
もし映画俳優になっていなかったら、今、何をしているだろう?
子どものころから医者や教師になるという決めている人は多いけれど、
自分は、まだ何になるなど考える前にこの世界に入ってしまったのだと、彼は言った。
いつ、何をするかは、チャンスがあればやる、そして経験を積む、
今やるべきこと、やりたいことをやるのが一番大事なことだ。
同様に、人生には得るものもあれば失うものもある、
自分は一般人が持つ自由は失ったけれども、その中から
多くの人が決して手にすることのできない貴重な経験を得ることもできた。
それは金城武にとっては重要な意味があり、
とても大事に思うだけでなく、非常に幸運だったとずっと思ってきた。
おしゃべりしているときの金城武は、もしかしたら、
おどけやさん、という言葉が最高に合うぴったりかもしれない。
たびたび口にする自分の体験や爽やかな笑い声、身振り手振りに、
その屈託ない率直さが表れている。
インタビューの終わり近く、彼と仕事をしているマネジャーを始めとするスタッフが、
日本風の生真面目さとは、ちょっと違うのに気がついた。
服装にしろ、挨拶の仕方にしろ、
多かれ少なかれ金城武の気ままさが感染しているかのようだ。
ひょっとして、金城武をあるタイプに分類するのは無理なのかもしれないけれど、
このように自由で心のままの自然さを感じさせる大スターの、
最もいい分類項目は、おそらく「金城武式style」ではないだろうか!
(men's uno 2008年6月号)
●「中国銀幕」6月号 21:20
中国の伝統ある映画雑誌が「赤壁」特集です。
主役たちへのインタビューを行っており、サイトで読めます。
金城武のところでは、他で見ていないスチールも。
内容は面白そうなので、men's unoの後で挑戦です。
●「死神の精度」@目黒シネマ
東京では今日からこちらで「死神の精度」の上映が始まりました。
目黒駅からすぐ近くのところに、本当に映画が好きで大事にしていて、
客に見てもらいたい、と思っているのが伝わる映画館で下。
100席でスクリーンは小さいけど、映画好きらしい人たちにまじって
久しぶりに鑑賞してきました。
近くの方は、ぜひ。
映画に関する記事を拡大コピーして何枚も張ってくれたり、
このように金城武出演映画のチラシとプロフィールがあったり、
懇切丁寧なんです。楽しくなってきます。
BBS ネタバレDiary 1:10
06月14日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る