ID:23473
武ニュースDiary
by あさかぜ
[6278620hit]
■「死神の精度」売れ行き好調&新潟テレビ●「看電影」の記事・インタビュー@
彼がほしいのは、普段の様子を出すことだというのはわかっていますけど、
でも撮影してるとき、「こうじゃない、普段の自分をやるんだ」というのは無理ですよ。
――彼の言う意味は、姜午陽という役が
あなた自身の気質に似ているということじゃないですか。
もちろん、あなたはあんなに泣かないでしょうけど(笑)。
武 こういうことですよ。彼はぼくに、姜午陽は子どもなんだと、
で、ぼくもときどき、すごく子どもだ、そういう感覚なんだと言いました。
その後、子どもは1人の兄貴と出会い、
ええ? こんな豊かな考えをもった兄貴は見たことがないよと。
おまけに話すことといったら、すごく筋道が立っていると、感じるわけです(笑)。
というのは、ぼくたち山賊の理屈と、
兄貴が語るもっと広い視野の理屈とは別のものだったからです。
このとき、彼の心が少し揺らぎ、この兄貴を好きになる。
このときが、おそらく彼が初めて成長したいと思った時期なんでしょう。
だから監督は、時によって、このときは子ども、
あのときはもう少し大人で、もう少し泣く、もう少し何々を、というように話してくれました。
もう少し抑えて、と言われたこともあります。
もちろん、ぼくは彼の言おうとしていることはわかります。
でも、じゃあ、具体的にはどういうことかもわからなくちゃいけない。
――あなたは涙もろいですか?
武 実はすごく涙もろいです、が、仕事だからというのではないんです。
特に仕事は、泣く芝居はすごく難しいですよ(笑)。
普段のちょっとしたことに、すぐ感動してしまうんです。
――あなたは感情の豊かな人だと思いますが、
普段は人との付き合いをあまりしたがらないですね。
マスコミとは会いたがらないと言ってもいいですが。
武 みんなそうなんじゃないですか。
どうして他の人みたいにイベントに参加しないのか、みんなやってるのに、
とはよく聞かれます。
結局、仕事の性質が違うと思うんですよ。
他の人はCDを出すことも並行してやっているでしょう?
仕事についての考え方も違っていて、
たぶんあの人たちはイベントも仕事の1つだとみなしているんだと思います。
ぼくは俳優で、芝居をするのが仕事、できるだけ良い演技をする。
撮影が終わって、ポストプロダクションも全て完成したら、宣伝をします
――これがぼくの今の唯一の仕事なんです。
積極的でない、というのは、おそらく、少し前の数年間、
ちょうどそうだっただけで、わざとじゃないです(笑)。
たまたま1年に1本だけだったので、
みんなに全然姿を現さないと思われてしまったけれど、
ぼくには映画に出ることしか仕事がないのだから、どうもできないでしょう?(爆笑)
――よい演技をするという話ですが、「ウィンター・ソング/如果・愛」のとき、
ピーター・チャンが言ってました。
あなたとは撮影の前に、役のことを何でもよくよく話しておかないといけない、
はっきりとわかりあっていないといけない人だと。
そうでないと、演技がしにくくなるとね。
武 (笑って)理解しなくちゃいけないことがたくさんありすぎるから、
なぜか、ということをはっきりさせたいんですよ。
脚本を受け取ると、ぼくはその全体の筋道を見ます。
ピーターはぼくに、論理を言っちゃだめだよと言うことがあって、
ぼくもそれは正しいと思う。
映画は夢まぼろしの芸術で、人を2時間部屋の中に閉じ込めて、
その2時間に見たものは本物だと信じさせなきゃならないんですから。
そのとき、論理を考えることはできませんよ。
ぼくはただ、「なぜか」ということの答えがほしいと思うんです。
「如果・愛」で言えば、なぜ、彼はあんなに彼女を愛しているのか、
ぼくにはわからなかった。
でも、絶対理解しなくちゃならない、それで初めて彼女を愛することができるんです。
理由がわかった、と感じて初めて、
それをどう適切に表現するか、笑うか、泣くかがわかるんです。
――今は、なぜ姜午陽が一方で冷酷に人を殺しながら、
[5]続きを読む
02月12日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る