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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■配役が決まるまで(投名状)●監督の対談での談話
その1は、他の男性主役と競い合うタイプの芝居
その2、時代劇
その3 撮影があまりに大変な映画
特に、1番目だ。
金城武を深く知るピーター・チャンは、ひそかにこれを解読する。
「まず、金城武は世俗的成功には無関心な人です。
だけど実際は、この世で本当に競い合いが無しなんてことはない、
ただ表面上そうしているだけです。
俳優であって、争わずにいられるわけがない。
だから、主演男優が増え、人がみな競り合うときには、彼はきまって損をします」
姜午陽役を引き受けるかどうか、金城武は2ヶ月間苦慮して、
それでも回答がなかった。
ピーター・チャンは、きっと出ないのだろうと思い、他の人間を探す準備を始めた。
ところが、深夜に金城武から電話が入った。
「やっぱりやります。あなたを信じますよ!」
金城武が言うには、最終的に自分にこの役をやることを納得させた理由はこうだ。
「ピーター・チャンを信頼しています。
彼にぼくが自信を持てない一面をみてもらうことにします」
姜午陽は3つの役の中で一番猛々しい。
人の首を斬って投名状として納めるのは彼が言い出したことだ。
戦場の決死の先鋒隊に、真っ先に名乗りをあげたのは彼だ。
最後に次兄の妻を手ずからあやめてしまうのも、彼の仕業である。
そして最も人を驚かすのは、ピーター・チャンが金城武を使って、
敵軍の軍人の首を斬りおとすシーンである。
金城武は、初めアクション監督が彼に振付けたのは、
「大刀を振り上げ、敵軍の頭を突く」という動作だったのを覚えている。
だが、ピーター・チャンは言った。
「残酷さが足りない。もう少し」
そこで、敵将の首を一刀でそぎ落とすように変更された。
ピーター・チャンはそれでも言った。
「残酷さが足りない。そぎ落とすとはどういう意味だ? もう少し」
結局、このシーンは、金城武に大刀で敵の頭をじかに斬り落とし、
最後に首を捧げ持ち、天に向かって雄たけびをあげさせるよう書き換えられた。
金城武はこのように変えられたと聞いて、
「すごく気持ちが高ぶりました。
そして姜午陽の感情がつかめたことで、
ぼくはやれる、そのような感情をほとばしらせることができたんです」
(以上、南方都市報 2007.12.12より)
●監督の対談での談話 12:50
内容的に一部関連のある台湾の記事。
中国語歴史映画「投名状」の監督ピーター・チャンは、今日、
アン・リーの「グリーン・デスティニー」とチャン・イーモウの「HERO」の
2本の武侠映画の成功が、「投名状」を撮る励ましの1つとなったと認めた。
この種の題材の映画は、出資者を募りやすいからである。
また、「投名状」を撮りたいという動機は、
1973年に張徹監督の「刺馬」を見たことにさかのぼり、長いこと温めていたものだという。
ピーター・チャンは、今日、作家の張大春と「投名状」について対談した。
この映画は、もともとは清の時代の「刺馬」事件を元にしている。
張大春は、この映画を試写会で見たときに、これは「刺馬」ではないと語っていた。
ピーター・チャンは今日、自分とスタッフは、撮影中に歴史にリアルに迫ろうという
気持ちになっていることを自覚し、途中でタイトルと役名の変更を決定、
1つの架空の物語にすることにしたのだと話した。
ピーター・チャンはまた、「投名状」の脚本はかなり改変されたと語った。
特に普通の映画の撮影方法とは異なり、順撮りにしたため、脚本の随時変更が可能で、
その結果、最後には「刺馬」の設定だけが残り、他は全て書き改められた、
「投名状」は、実は全スタッフ、出演者が共同で創り上げた作品だと言った。
「投名状」には迫力に満ちた戦闘シーンが少なくない。
しかし感情表現に優れたピーター・チャンは、
大掛かりなシーンのための映画とは考えていない。
大がかりなシーンは多くの人の協力が無ければ完成しないから、
この映画はやはり、人間性を描く映画と思っているというのである。
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12月24日(月)
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