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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■べネチア映画祭終わる●プレミア関係記事
オーランド・ブルーム vs マット・デイモン。
ここでは、一番最初の2人、そして金城武についての評のみをご紹介します。(23:55)
(映画祭出品映画での演技の比較)
金城武――「如果・愛」(ダニエルは「長恨歌」)
久しぶりに演技を見せる金城武は、「如果・愛」で、
そのオーラはヒロインのジョウ・シュンをかすませるほど。
7年間CDを出していない彼は、この映画で歌い、踊っている。
特に始まって15分で、初めて歌うのだが、その技術は一堂を驚嘆させた。
落ち着きのあるバリトンが、絶望的な愛を、心をうがつ悲しみで歌い上げる。
作中の彼は、愛に偏執的なまでに執着する役どころで、
「恋する惑星」の、あの失恋しても相手を忘れられず、
懸命にジョギングして汗を流す、愛すべき刑事と一脈相通じるところがある。
ただ、今回の役は、あのような軽いユーモア感はない。
しかし、深い哀しみの表現も、彼にとっては昔とった杵柄。
その眼は実に表現豊かだ。
(魅力の切り札について)
金城武――濃い眉、切れ長の眼、均整のとれた体、かっこいい男の手本である。
変わらぬ控えめさが、その神秘度をさらに高める。
中国人映画界の若手男性スターでは、頻繁な出演や顔出しにたよらず
人気を保っているのは、ほぼ、金城武1人である。
何年も消息がなくとも、その地位には少しも影響しない。
(映画祭での態度の比較)
金城武――意外にも親しみやすい、よい人だ。
彼はある日の午後、記者たちをすっぽかした。
監督や他の出演者はみな姿を見せたのに、1人彼だけが来なかった。
映画会社のあるスタッフはこう明かす。「金のだんなはやりにくいよ」
金城武が極力マスコミを避けていることも、以前から知られている。
スターという立場とは似つかわしくないぐらい控えめだ。
ところが、その晩、記者たちの前に現われた彼は、
思いもかけず、微笑みを絶やさなかったばかりか、
記者たちの質問に辛抱強く答えを返し、
また自分から、午後出席しなかった理由を説明した。
時間が限られていたため、付き人に引っ張られて帰るときも、
「すみません、明日またお話ししますから」と繰り返しわびるのだった。
(結果)
金城武が、総合的な素質によってやや勝る。
(2005.9.12)
BBS 1日1回! 11:00
09月12日(月)
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