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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「Lovers 十面埋伏」監督と俳優達へのインタビュー(毎日新報)と、吹き替えについて
吹き替えについてですが、今の時点での私の気持ちは
「仕方ない」です。
初めて、吹き替えだというニュースを読んだときは、ショックでしたよ。
ちょっと心配していたから。
それが二転、三転して、やはり吹き替えだということに落ち着いた今、
理屈の上ではその必要性はわかるので、受け入れるしかないと思ってます。
「グリーン・デスティニー」の件は、読んだことがあります。
それから「向左走、向右走」でも、ジジ・リョンが北京語版のアフレコを
自分自身でやって、特に大陸ではすごく評判が悪かった。
中国の古い詩を読むシーンがあるのですけど、笑ってしまうんだそうです。
台湾でも、おかしいと言われてました。
ジジの発音なんかは、私にはわかりませんが、
大陸と台湾の発音が違うのは、私にですら歴然としているので、
同じ北京語なのに――といっても、実はそう簡単ではない。
ことに時代劇ですから、違和感はかなり出てくるのでは?
日本語の場合で考えれば、監督の判断も理解しやすいのではないでしょうか。
じゃあ、中国人向けと、それ以外のと作ればいいといっても、
それも簡単ではないと思う。
だって、香港人のアンディと武の北京語にも差があるはず。
台湾では武はOKだが、アンディは違和感が残るかもしれない。
すると武は元の声で、アンディは吹き替えということになる。
香港では、2人とも自分の声。
これだけで3つの版が必要になってしまいます。
中国語圏でないところは香港と同じにすればよいかというと、
中国人は世界中に散らばっています。
中国語映画が欧米で公開されたとして、普通はお得意さんは
華僑の人たちじゃないでしょうか。
そうなると、どう使い分けていいのか。
費用のことを考えなくても、相当複雑な事態になりそうです。
それにまた、声が違ったら演技に価値がないとなったら、
日本人が中国映画に出演することも不可になってしまう。
残念ですよ〜、とっても! 望みを持っていたし。
だけど、「仕方がない」。
ここは、監督が、言葉の問題は承知しながら、それでも武を望んでくれた、
そして、大陸の記者たちにはなまりが残っていると文句を言われながら、
少しでも本人たちに近づけるよう、声を部分的にでも残してくれたことに
感謝しようと思うんです。
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BBS 2:00
05月22日(土)
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