ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■なぜ韓国は強いのか


1、記者の目:隣国で感じた日本の衰退=玉置和宏
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10485988326.html
2、IT産業で日本の存在感低下
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1434879547&owner_id=3230765

 日本は空港・港湾・電気で韓国に大きな差を付けられた。特に電機のサムスングループ、日本の電機メーカーを合計したような規模で2007年は21兆円の売り上げを誇る。これが日本の存在感低下の象徴と言える。

 なぜこんな大きな差となったのか。日本の一部に韓国に学ぼうという動きが出ているほどだ。冬季オリンピックの韓国に大きな差を付けられた。日本は、銀と銅、それぞれ2個ずつで合計4個。韓国は11個のメダルの内、6個は金メダルで堂々の世界の5位であった。人口は日本の半分以下の4600万人の韓国にこれだけの差を付けられたのである。

 なぜ、韓国が強いのか。その一つは徴兵制でないかと思う。19歳になると適正検査が男子には課せられる。19歳から29歳の間に入隊して、陸軍なら24ヶ月の兵役の特訓を受ける。若者が軍隊に入って鍛えられるという面が日本と根本的に異なる社会体制なのである。この辺に韓国の強さの背景があるように思う。若者が軍隊に入って鍛えられるという側面は否定しがたい現実だと思う。

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記者の目:隣国で感じた日本の衰退=玉置和宏
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10485988326.html
毎日新聞 2010年3月18日
 日本経済の衰退は日本の港の陥没と重ね合わせるのが至当だろう。国内総生産(GDP)は今年四十余年ぶりに3位に陥落しそうだ。68年にドイツ(当時西ドイツ)を抜いたのだが、今年中国にその座を譲るのは確実だ。いずれ韓国にも抜かれるだろうという豪州紙の論評を読んだ時その可能性は十分あると感じた。
 日本の港の衰微は15年前に始まった。世界コンテナ港湾10位以内だった神戸港は昨年は40位以下に劇的に陥落した事実が証明している。複式簿記の重要性を指摘した文豪ゲーテが言うように言葉ではなく数字のみが真実を伝えるのだ。
 長い間国際経済を見てきた記者として言うなら、まずリアルな日本を直視することである。小泉改革をしのぐ「新構造改革」に取り組む覚悟がなければ日本の再生とか国際競争力などという言葉を発することは俗論向けの自慰行為でしかないことが分かる。
 この国はバブル崩壊の後処理に没頭するあまりグローバル化に完全に乗り遅れた。正月の米経済紙は「日本は3度目の『失われた10年』を迎えようとしている」と論評し、独紙も日本経済の末期症状を反面教師として揶揄(やゆ)している。
 それなのに新政権は新自由主義の政治的なあら探しに夢中だ。それは過去の超長期政権へのアンチテーゼとしての役割しかなくいずれ理論的にはげ落ちる。実際に地球温暖化対策と高速道路無料化という理念と政策の矛盾は極致に達している。
 先日韓国の釜山港を取材してそれを痛切に感じた。前原誠司国土交通相のように日本にこれから国際ハブ港湾とか、ハブ空港と言うのはもはや時代錯誤の感すらする。それを言うのは20年も遅く、無駄な税金をばらまくことになりかねない。残念ながらこれら国際公共財は韓国に十分整備されつつある。日本の国益はこれをどう活用して国際物流の一端を担うかにある。
 せめて10年前ならまだその説得力はあった。だが当時のハブ港造りは進まなかった。その理由はコストが高く国際的に競争力のない日本国内の海運(内航海運)と近代的とはいい難い港運業者の既得権を守ろうと、政治家と地方自治体が結んで改革に石をぶつけ続けたからである。
 国家戦略として整備された釜山新港や光陽港で取材した韓国の港湾関係者は口々にこう語ったものだ。「日本を反面教師にした。地方港へのばらまきを抑えて戦略的な重要港湾に国が直轄で投資してきた成果だ」と。これは多分仁川空港にも当てはまるだろう。「選択と集中」を実行したのが韓国で、日本は「選挙と分配」という安易な道を選択したツケである。

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03月23日(火)
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