ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■小沢幹事長・生方氏解任の顛末は

1、社説:民主・生方氏解任 党を暗く閉ざすのか
                      2010年3月2日 毎日
2、社説1 「小沢民主党」に言論の自由はないのか(3/21)
                      2010年3月21日  日経
3、社説:生方氏解任―幹事長室に風は通らない
                      2010年3月21日  朝日

今日は春の彼岸の中日に当たる春分の日である。立春から数えると既に春半ばだが、「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、ようやく春が実感できる季節に入る。春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日とされている。春分の日を境に昼が夜より長くなり、生物は目に見えて生気に満ちてくるのである。季節は皆が歓迎する春なのに。経済・政治は実の暗いニュースが多い。

政治面では小沢幹事長の生方氏解任だろう。生方氏は解任されたことによってすっかり有名になったことは小沢陣営にとっては苦々しい傾向だろう。小沢幹事長は世論の代弁と言うべき社説の指摘に対した見解を述べるべきでないか。
これをしないのであれば、奥の院に陣取る陰湿な権力者として、国民の支持を失うことは時間の問題と言わねばならない。

社説の一部を引用したい。
・これが鳩山由紀夫首相の言うところの「民主党らしさ」とは、とても言えまい。生方氏をいきなり解任する行動はあまりに強権的で、議員の自由な発言すら封殺しかねない愚挙と言わざるを得ない。(毎日)
・生方氏の言動が特に問題視されるような内容だったとは思えない。強権的にいきなり解任する手法には違和感があり、党内には反発がくすぶっている。これでは民主党に言論の自由がないと批判されても仕方があるまい。(日経)
・ 愚挙としか言いようがない。 民主党が、生方幸夫副幹事長の解任を決めた。産経新聞に掲載されたインタビューで、生方氏が小沢一郎幹事長らを批判したからだという。しかし、解任までしなければならないような発言内容とは考えられない。(朝日)
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1、社説:民主・生方氏解任 党を暗く閉ざすのか
                        2010年3月2日 毎日
 これが鳩山由紀夫首相が言うところの「民主党らしさ」とは、とても言えまい。民主党は小沢一郎幹事長の党運営などをめぐり批判を展開していた生方幸夫副幹事長の解任を決めた。
 鳩山内閣の支持率が急落する中、党のあり方をめぐりさまざまな議論が党内で起きることは、むしろ自然とすら言える。生方氏をいきなり解任する行動はあまりに強権的で、議員の自由な発言すら封殺しかねない愚挙と言わざるを得ない。
 何とも異様である。解任の直接の原因とみられるのは産経新聞が掲載したインタビューだ。この中で生方氏は「民主党の運営は中央集権。権限と財源をどなたか一人が握っている」と事実上、小沢氏による党支配を批判、首相に小沢氏を注意するよう促した。これに反応したのが小沢氏に近い高嶋良充筆頭副幹事長だ。「外部に向かっての批判は問題」と生方氏に辞任を迫り、副幹事長会議で解任方針を確認した。小沢氏も「残念だ」とこれを了承したという。
 唐突な解任には伏線がある。生方氏は小沢氏が廃止した党政調の復活を求めるグループの中核的存在で、小沢氏に対する不満の受け皿だった。このまま生方氏を放置すれば「政治とカネ」をめぐる小沢氏の幹事長辞任論が拡大しかねない、との思惑が働いたのだろう。
 だからといって、いきなり排除する手法はまったく理解できない。小沢氏の資金管理団体を舞台とする事件や党の運営をめぐり党内で自由な意見があまり聞かれない党の閉鎖性や体質にこそ国民はむしろ、不信を強めているのではないか。

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03月22日(月)
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