ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■五輪リオへ―「南米初」に喝采を送ろう

1、社説:五輪リオへ―「南米初」に喝采を送ろう
                   2009年10月5日  朝日新聞
2、東京はこれで終わるのか
                   2009年10月5日  新潟日報
3、ブラジルの経済
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%AB%E3%81%AE%E7%B5%8C%E6%B8%88

 52年ぶりの東京五輪の夢は消えた。落胆している人も当然いることだろうか、ブラジルの決定は妥当に感じる。私が理解する範囲では、世界bPの親日の国はブラジルだと思う。人口 1億8000万人のブラジルは、発展の可能性を秘めた希望の国ように思う。日系の人たちの160万人あまりおり、明治の初期から移民で100年以上の交流のある国である。

 国際オリンピック委員会(IOC)総会で、リオが東京、シカゴ、マドリードを振り切り、2016年に南米初の開催である。 招致をめぐる大混戦の中で、ルラ大統領やサッカーの王様ペレ氏らが「南米の若者のために、五輪を新たな大陸にもたらしてほしい」と訴え続けた。それがIOC委員の心を幅広く捉えたようである。

 ブラジルでは2014年に五輪と並び称される世界的イベントのサッカーのワールドカップ(W杯)が開かれる。二重の喜びに沸いていることだろう。サンバのリズムに乗る歓喜の歌声が地球上に発信されることは良いことだ。

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1、社説:五輪リオへ―「南米初」に喝采を送ろう
                   2009年10月5日  朝日新聞
 52年ぶりの東京五輪の夢は消えた。だが落胆している人の耳にも、地球の裏側からサンバのリズムに乗る歓喜の歌声が届いていることだろう。
 カーニバルで知られるブラジルのリオデジャネイロに7年後の夏、聖火がともされることになった。
 コペンハーゲンで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会で、リオが東京、シカゴ、マドリードを振り切り、16年夏季五輪の開催都市に選ばれた。南米初の開催である。
 招致をめぐる大混戦の中で、ルラ大統領やサッカーの王様ペレ氏らが「南米の若者のために、五輪を新たな大陸にもたらしてほしい」と訴え続けた。それがIOC委員の心を幅広くとらえたのだろう。
 ブラジルは中国、インド、ロシアとともにBRICs(ブリックス)と呼ばれ、世界に存在感を増す有力な新興国の一つである。ルラ氏はG20の顔でもある。中南米諸国や他の大陸の途上国への支援呼びかけもリオ五輪への共感を広げる効果があったに違いない。
 ブラジルには約150万人の日系人が住み、日本からの移民が始まって100周年を昨年祝った。2014年のサッカーW杯開催国にも選ばれており、世界の耳目を集めるスポーツの祭典を立て続けに開くことになった。
 南米大陸は、経済や資源外交でもこれからの日本にとって重要性を増す地域になろうとしている。五輪を通じてこの地域に日本人の目が向くことは必ずやいい影響をもたらすだろう。
 五輪開催地としては犯罪率の高さといった問題が指摘されてきた。だがこれからに期待したい。スポーツを通じて、若者の非行を防ぐ政策が実を結びつつある。リオを推した委員は、街と市民の負の側面ではなく、潜在力を評価したといえる。
 スポーツの持つ力が人々に夢を与え、社会の活力を生み出す。それはどの国にも通じることだ。五輪はブラジル国民の自信を大きく育むだろう。
 総会会場にはオバマ米大統領や鳩山首相らが乗り込み、誘致を競い合った。各国の世論を背に火花を散らし合いながらも、開催地決定の後は互いに健闘をたたえあう。そんな首脳外交もいいものだ。
 盤石の財政やコンパクトな会場配置を柱にした東京の提案は評価を得た。鳩山首相の演説も、2020年までに温室効果ガス排出量を25%削減するという野心的な目標をいれたもので力があった。12月にはCOP15でのより厳しい交渉が待ち受けている。
 東京への誘致は、「世界初のカーボンマイナス(二酸化炭素削減)五輪」を訴える試みだった。敗れたとはいえ、今後の都市づくりに生きれば、これまでの誘致の努力も決して無駄にはなるまい。

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10月06日(火)
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