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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ ホンダ、技術の輝き

明るいニュースを記述したい。

 ホンダは10月2日、ハイブリッド専用車「インサイト」の試作車をパリ自動車ショーで初めて公開した。日米欧で来春発売し、年間20万台の販売を見込むという。注目すべきはその価格で200万円程度を想定しているという。ハイブリッド車が身近な存在となって来た。まさに、ホンダの技術の輝きと言わねばならない。

 インサイトは5人乗り5ドアのハッチバック。バッテリーや制御部品を荷室下に配置する車台を新たに開発した。排気量1300ccのエンジンを電動モーターで補助して走行する。福井威夫社長は、「欧州では軽油価格の上昇で、ディーゼル車の販売が落ちている。来年、再来年はハイブリッド車が市場を席巻するだろう」と語っている。

 米国の自動車市場の冷え込みは厳しい。ガソリン高と実体経済の悪化がダブルパンチとなり、9月の新車販売は前年同月比26%減になった。ビッグスリーは米政府が供与する保証枠を利用して、総額250億ドル(約2兆7000億円)の低利融資を受けることが可能になった。

「ビッグスリーが政府に泣きつきたくなる気持ちは分かるが、公的支援で当面の危機を乗り切ったとしても、それで本当に再生できるのか」〔社説から〕ホンダのように自らの技術開発がなければ、真の復活は難しいといわねばならない。新たな技術開発のない製造業は滅びるという鉄則が支配している。

ホンダ、ハイブリッド専用車「インサイト」を初公開    ロイター
社説 問題多い米政府のビッグスリー支援         日経

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ホンダ、ハイブリッド専用車「インサイト」を初公開
               10月2日19時24分配信 ロイター


 [東京 2日 ロイター] ホンダは2日、ハイブリッド専用車「インサイト」の試作車をパリ自動車ショーで初めて公開した。日米欧で来春発売し、年間20万台の販売を見込む。価格は200万円程度を想定しているという。
 福井威夫社長は、ショーに出席するために訪れた現地から中継で会見し「欧州では軽油価格の上昇で、(燃費効率に優れた)ディーゼル車の販売が落ちている。来年、再来年はハイブリッド車が市場を席巻するだろう」と語った。
 インサイトは5人乗り5ドアのハッチバック。バッテリーや制御部品を荷室下に配置する車台を新たに開発した。排気量1300ccのエンジンを電動モーターで補助して走行する。
 福井社長は、小型車「ジャズ」(日本名フィット)を来年から英国工場でも生産することも明らかにした。燃費効率が良いジャズは、原油高を背景に需要が拡大しており、日本の鈴鹿工場や中国の広州工場に加え、余力のある英国工場でも手がけて供給を増やす。同日発表した9月の米国販売でも、ホンダ全体の台数が前年比2割落ち込む中、ジャズは5割増加した。

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社説1 問題多い米政府のビッグスリー支援(10/3)
                   2008年10月3日  日経
 業績が悪化している米国の自動車大手3社(ビッグスリー)に米政府保証による低利融資を実施する法律が成立した。販売不振に苦しむゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーター、クライスラーは歓迎しているが、なぜ政府が個別企業支援に乗り出すのか、疑問点は多い。

 ビッグスリーは米政府が供与する保証枠を利用して、総額250億ドル(約2兆7000億円)の低利融資を受けることが可能になった。低利融資の表向きの名目は環境対応車の開発資金の供給である。だが、カネに色はついていない。巨額の融資保証によって、3社の当面の資金繰りはある程度楽になるだろう。

 政府による支援には、米国内でも異論が少なくない。ビッグスリーの業績悪化は、小型車シフトの遅れなど自らの経営の失敗が招いたものだからだ。環境対応という大義名分があったとしても、政府支援は自由競争のルールから逸脱している。


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10月03日(金)
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