ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 汚染米、11業者経て価格40倍 「米国産」と偽装も
 毎日愕然とするような、汚染米のニュースが続いている。
カビ毒や残留農薬で汚染された「事故米」を、本来の用途である工業用ではなく食用に転売していた問題は、日経の社説が指摘するように「消費者の命に直結する食品を扱う業者のあまりに低い安全意識と、農林水産省の無責任さをあぶりだした。」まさにその通りである。

 消費者の命に直結する食品を扱うこの業界は、いったいどうなっているのだろう。「三笠フーズ」が農薬などに汚染された事故米を食用と偽って販売していた事故米が、同社から施設まで11業者を経由し、1キロあたりの単価は約9円の事故米から370円にはね上がっていたというから驚く。11業者全体が詐欺に係っていたといわれても仕方がない。

 ともかく、食の安全意識が低すぎる。中国やベトナムから輸入したコメで、「中国製冷凍ギョーザ事件で問題になった有機リン系殺虫剤メタミドホスやカビ毒のアフラトキシンなどが含まれていた。アフラトキシンは強力な急性毒性と発がん性をもつ猛毒だ」〔日経社説から〕こんな事故米をごみでも処理するかのように、ただ同然の価額で売り渡す農水省の感覚が分からない。

タミドホス検出の事故米、大阪の病院にも在庫 基準の2倍
                      2008年9月15日 日経
汚染米不正転売】食品衛生法違反容疑で大阪府警が捜査へ
                      2008年9月15 産経新聞
メタミドホス検出米、大半は農薬検査せずに転売
                      2008年9月14日 読売新聞
汚染米、11業者経て価格40倍 「米国産」と偽装も
                      2008年9月13日  朝日新聞
社説1 「事故米」、食の安全意識が低すぎる(9/10)
                      2008年9月10日 日経社説

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メタミドホス検出の事故米、大阪の病院にも在庫 基準の2倍
                      2008年9月15日  日経
 「事故米」の食用転売問題で、大阪府は14日、米粉加工会社「三笠フーズ」が販売したもち米のうち、府内の病院で見つかった在庫から、基準値の2倍の殺虫剤「メタミドホス」を検出したと発表した。濃度は0.02PPMで食べても直接健康に影響はない水準という。
 府によると、メタミドホスが検出されたのは、給食大手「日清医療食品」近畿支店(京都市)が仕入れた事故米約700キロの一部。府がサンプル調査した2袋のもち米からいずれも同濃度が検出された。同社はこの病院の患者らに給食を提供しており、すでに約75キロの事故米が消費されたという。(07:00)

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汚染米不正転売】食品衛生法違反容疑で大阪府警が捜査へ
                           2008.9.15 産経新聞
汚染米の不正転売と二重帳簿の偽装は自らの指示と認めた「三笠フーズ」の冬木三男社長=6日午後0時すぎ、大阪市北区
 大阪市北区の米粉加工会社「三笠フーズ」による事故米の不正転売問題で、大阪、京都、和歌山の3府県などの病院や保育園、福祉施設などに販売された中国産もち米の一部から、相次いで基準値を超える農薬メタミドホスが検出されたことを受け、大阪府警は14日、食品衛生法違反容疑で捜査する方針を固めた。府警は、これらの汚染米が三笠フーズから流れた複雑な流通経路と偽装転売の実態解明に乗り出す。
 農水省はすでに、同社とグループ会社の辰之巳について、熊本県城南町の美少年酒造に国産米と偽って農薬アセタミプリドに汚染されたベトナム産うるち米32.4トンを販売したとして、不正競争防止法違反(虚偽表示)罪で熊本県警に告発している。
 大阪、福岡両府県警も熊本県警と合同で捜査を進める方針だが、府警など警察当局は、消費段階の販売先から国の基準値(0.01ppm)の倍にあたるメタミドホスが検出されている事態を重視。食品衛生法違反容疑でも捜査を進めるとみられる。

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09月15日(月)
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