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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 組織ぐるみの年金改ざん疑惑
厚生年金の標準報酬月額を故意に改ざんした。・・・なんと酷いことをするのだろう。しかも、社会保険事務所職員の指導で行なわれた。この件は以前に1回書いた。ショックなことは、厚生官僚に国民を思う気持ちがひとかけらもないことであった。毎日新聞の報道のとおり、月給30万円の人が知らぬ間に8万円に減額された例がある。
計算してみよう。
正規の厚生年金保険料 300000円×15.35%=46050円 会社負担23025円
改ざん・・・・・・・ 80000円×15.35=12280円 会社負担6140円
今まで厚生年金本人負担が23025円の人が、引き落とされる厚生年金が、6140になれば分かると思う。本人が全く気付かない方法を取るには、給料から23025円引き、社会保険事務所には6140円納めたのだろう。詳しく記述する気力がでない。こんなことを指導した社会保険事務所職員がいたのである。いや、社会保険事務所・社会保険事務局ぐるみで行なわれていたという証言がある。
2008年8月19日の中日新聞に記事を引用しておきたい。
「厚生年金の算定基礎となる標準報酬月額(給与水準)の改ざん疑惑で、大津社会保険事務所で徴収課長などを務めた元職員、尾崎孝雄さん(55)が19日、民主党の会合に出席し『事務所長や上司から暗に改ざんの指示があり、(都道府県ごとに置かれている)社会保険事務局も容認していた』と証言した。」
年金改ざん、社保庁認定1件のみ 大甘、16件「シロ」
2008年9月10日 毎日新聞
社保庁ぐるみ疑惑も 政府、被害回復に責任
2008年9月10日 読売新聞
標準報酬改ざん、社保庁職員関与認める 全受給者に履歴送付
2008年9月9日 中日新聞
年金の標準報酬改ざんは組織ぐるみ 元職員が証言
2008年8月19日中日新聞 夕刊
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年金改ざん、社保庁認定1件のみ 大甘、16件「シロ」
2008年9月10日 毎日新聞
◇「古い事案多く」
社会保険庁は9日、厚生年金の標準報酬月額などの改ざんに、社会保険事務所職員がかかわったケースが1件あったことを初めて認めた。ずさんな処理で誰のものか分からなかった「宙に浮いた年金」や「消えた年金」とは違って、誰のものか分かっているものが、故意に改ざんされていた点でさらに深刻だ。職員の関与が長年指摘されてきた不正にもかかわらず、いまだ1件しか判明しないことが、問題の奥深さを示している。【野倉恵、吉田啓志】
■職員の筆跡決め手
厚生年金の改ざん問題で、社保庁は長年、職員や組織の関与について強く否定してきた。今回初めて認めたのが、東京都千代田区の設計コンサルタント会社社長、相馬稔さん(52)のケースだった。
経営難から、95年秋に社員たちの2カ月分の保険料約230万円を滞納した際、麹町社保事務所の係長が作成した書類に押印した。
相馬社長1人の標準報酬月額を1年以上さかのぼって最低ランクに引き下げて保険料額を減らしたうえで、「全社員の退職」を理由に年金制度から脱退した。この「操作」によって、2カ月分の滞納額が消滅したとみられる。
職員関与を認めざるを得なくなったのは、企業の届け出書類の筆跡が、当時の担当職員のものと特定されたためだ。相馬さんは、当時の多くの書類を保存。その一つに「被保険者標準報酬取消届」と「決定通知書」があった。「取消」には本来の給与水準93万円が記載され、「決定」には引き下げて最低ランクになった11万円が記載されていた。右上がりの特徴的な筆跡は、相馬さんや当時の全従業員20人の筆跡と明らかに異なっていた。相馬さんがかつて小切手で分割払いした時の控えの預かり証や納付受託書の筆跡が、職員が書いた通知書などとうり二つだった。
しかし、相馬さんのケース以外では、総務省年金記録確認第三者委員会が社保事務所の処理を「事実に反する」などと指摘した16件はすべて、職員の関与はなしとされた。15件は担当者すら特定できないままだった。
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09月11日(木)
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