ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
[257904hit]

■ 今度は有害米の横流し
消費者の食品への不信が高まる中で、さらに追い打ける深刻な事件が惹起する。大阪市のコメ卸売加工業者「三笠フーズ」が、有害な農薬やカビが残留している工業用米を食用と偽って転売していたという。農薬は、中国製冷凍ギョーザ事件でも問題になった有機リン系の「メタミドホス」だ。少なくとも約300トンがすでに流通している可能性が高いという。三笠フーズは1キロ十数円で仕入れ、5倍前後の価格で売っていたというが、こんなことがまかり通る背景に黒い霧に隠されている何かがあるといわねばならない。今時こんな暴利は聞いたことがない。

今回の事件は農林水産省の黒い霧の一部のような気がする。有害米といえば、ほとんどの人が食べているカドミウム汚染米に対しても明確な情報を国民に知らせていない。以下は6~8年前に書いた文章であるが関心のある人は開いて見てください。

カドミウム汚染         (2000年 3月11日の日々の映像から)
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20000311
カドミウム汚染農地        (2002年 6月24日の日々の映像から)
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20020624
カドミウム汚染米        (2002年 7月27日の日々の映像から)
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20020727


有害米1800トン、全量転売目的か 三笠フーズ
                       2008年9月7日 朝日新聞
食用米価格、工業用の10倍 利ざや目的売却も認める
                       2008年9月6日 朝日新聞
三笠フーズ「汚染米」転売、10年前から…元責任者認める
                       2008年9月7日 読売新聞
事故米購入16社を一斉緊急点検へ 農水省
                       2008年9月6日 日経
(主張)汚染米の転売 農水は事後監視の徹底を
                       2008年9月7日 産経新聞
殺虫剤検出の事故米350トン、全量食用に転用 三笠フーズ
                       2008年9月8日 日経
汚染米転売 流通経路を総点検せよ
                       2008年9月7日付・読売社説)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
有害米1800トン、全量転売目的か 三笠フーズ
2008年9月7日3時6分 朝日新聞

 三笠フーズ(大阪市北区)が政府から工業用に限定された有害米を食用に転用していた問題で、同社が仕入れた事故米は過去5年に政府が売却した事故米全体の4分の1に上ることが分かった。農林水産省は、帳簿や関係者の証言から、その全量を食用と偽って売ろうとしていた可能性が高いとみている。
 農水省によると、事故米の購入は、工業用のりの製造業務を商業登記の目的欄に記載した業者に限られ、これまでに購入したのは17社。03年度〜今年8月に政府が売却した事故米は計約7400トンで、うち三笠フーズが24%の1779トンを占め、17社中最多だった。
 政府保有の輸入米などにカビや水漏れなどで事故米が発生すると、農水省のホームページに掲載。その後、47都道府県にある出先機関の農政事務所が近隣の業者らに通知して指名競争入札を実施して売却業者を決める。
 大阪市に本社を置き、福岡県筑前町に工場をもつ三笠フーズは04年2月以降、北海道や東北、関東など東日本の農政事務所が発注する事故米取引にも積極的に参入。53回の取引のうち49回は少額の随意契約で、北海道の倉庫にあるカビの生えたタイ産米60キロを300円で買い取るなど安値の購入を繰り返していた。
 同省のある職員は「三笠フーズから『入札はいつか』と問い合わせがよくあった。100キロ以下の少量だと、輸送費の方が高く買い手がつきにくいが、三笠フーズは少量でもよく購入していた」と証言する。

[5]続きを読む

09月08日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る