ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 家族間の殺人事件
 今年2月に足立区梅田の中古機械販売業の男が母と妻を斧で殺害、二男の手首切断などの重傷を負わせて自殺した痛ましい事件が起きた。
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20080213

 警察庁によると昨年1年間の殺人事件(未遂を含む)の検挙数1052
件のうち、家族間の殺人事件は503件で全体の47.8%と半数近くになっているという異常さである。

 なぜ、このような家族間の殺人事件が起こるのか。3月28日にも町工場の経営者が家族を道連れに無理心中を図る事件が起こる。会社の先行き不安から両親や子供ら5人を次々と刺して3人を殺害、自らも腹を刺して重傷を負ったのだ。産経新聞に「なぜ死ぬ? なぜ殺す? 東京・小石川の無理心中…大黒柱の父の『強さ』と『弱さ』」という報道があった。

 専門家の指摘を引用して置きたい。
「真面目で、家族を愛している人こそ無理心中に走る」
「家族間の無理心中の場合、決して家族仲は悪くない。特に責任感や愛情が強い男性の場合には、自分が自殺し、残された家族に苦労を掛けるなら一緒に死のうと考える傾向がある」
「ひとりで抱え込むな」
「家族に弱みを見せたくないと考えるのが日本人男性の『弱さ』です。思い切って悩みを妻や子供に打ち明けてみたら、意外に心強く、一緒に困難を乗り切れるもの。潔い死を選ぶのではなく、ジタバタ生きればいい」


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なぜ死ぬ? なぜ殺す? 東京・小石川の無理心中…
大黒柱の父の「強さ」と「弱さ」  
                         2008.4.6 産経新聞
 江戸時代の面影を残す閑静な住宅街、東京都文京区小石川の一角で3月28日未明、町工場の経営者が家族を道連れに無理心中を図った。会社の先行き不安から両親や子供ら5人を次々と刺して3人を殺害、自らも腹を刺して重傷を負った江成征男容疑者(42)。一家の大黒柱だった江成容疑者は、仕事への責任感や家族を愛する「強さ」と、トラブルを一人で抱え込む「弱さ」を“同居”させていた。専門家は「真面目で、家族を愛している人こそ無理心中に走る」と言い、「死ぬな。ジタバタ生きろ」とアドバイスする。(伊藤真呂武)
 ■「お父さんがやっちゃった」…異変感じて隣家へ駆け込む長女
 「お父さんがみんなやっちゃった。みんな血だらけで倒れている」
 江成容疑者の長女(12)は小学校を卒業したばかり。その彼女が異変を伝えに隣家に駆け込んできたのは28日午前0時過ぎのことだ。
 寝間着のようなスウェットに裸足、そして青ざめた表情が、現場の凄惨さを物語っていた。
 江成容疑者宅は3階建てで、1階が家業の製本工場▽2階に父の三男さん(74)と母の敏子さん(70)▽3階に妻の伸子さん(37)、長女、小2の長男(8)、幼稚園の二男(4)−の3世代7人家族で暮らしていた。
 近くには、江戸幕府によって開園された「小石川御薬園(おやくえん)」を前身とする小石川植物園、徳川将軍家の菩提寺として知られる伝通院がある。人もうらやむ閑静な住宅街だ。
 長女は隣家に駆け込む直前、江成容疑者が伸子さんの首を絞めている場面を目撃した。
 「何しているの?」
 とっさにこう尋ねた長女に、江成容疑者は冷たく言い放った。
 「夫婦げんかだ」
 異様な空気を読み取った長女は弟2人を助けて逃げようとしたが、2人が眠っている寝室にはカギがかかっていたため開けられず、慌てて自宅を飛び出したのだ。
 長女の話を聞いた隣人の119番通報で救急隊員が駆けつけると、2階の寝室で父母、3階の居間で妻、寝室で江成容疑者と長男、二男が倒れていた。
 床一面に血だまりが広がり、江成容疑者のそばには血の付いた包丁が転がっていた。
 「自分でやった。みんなやった」
 江成容疑者は救急車で搬送される際、警視庁富坂署員にこう声を振り絞った。
 父母と妻は病院で死亡。幼い兄弟の傷は比較的浅かったため、回復に向かっているという。
 「子供を殺すことを最後でためらい、力を緩めたのだろう」と捜査幹部。

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04月08日(火)
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