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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 仮想水(バーチャルウォーター) について
12月3日〜4日、大分県別府市にて、第1回アジア・太平洋水サミット が開催され、最終日の4日、「別府からのメッセージ」を発表して終了した。
これに関連してバーチャルウォーターのことを整理しておきたい。

1、肉や小麦などを輸入することは、それを作るのに要した水を輸入することでもある。この間接的に輸入する水を仮想水というのだ。 東大生産技術研究所の沖大幹教授の試算によると、牛肉は1キロで20トンの水が必要だ。牛の飼料を育てるのに水を使い、牛も大量の水を飲む。
2、牛丼1杯当たりに2トンもの水が使われている計算。
3、仮想水の総輸入量は約640億立方メートル/年と推計しており、これは日本国内での総水資源使用量約900億立方メートル/年の3分の2程度にあたるという膨大なバーチャルウォーターなのだ。
 中国は砂漠化の進行が激しい。国全体としては水不足の国である。その中国が野菜類を日本に輸出することは誤りだと思う。野菜の輸出でなく水を日本に輸出しているのだ。

一番の問題は900億立方メートルもの水が汚染されていないかである。国民が食べる食料は、国で作るという発想が必要だ。

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第1回アジア・太平洋水サミットの開催について
平成19年12月5日
12月3日〜4日、大分県別府市にて、第1回アジア・太平洋水サミット が開催され、最終日の4日、「別府からのメッセージ」を発表して終了した。
この水サミットは、水の問題について、アジア・太平洋地域諸国の首脳級が議論する初めての国際会議で、主催者は、アジア・太平洋水フォーラム(NPO。会長は森喜朗元総理)/第1回アジア・太平洋水サミット運営委員会。アジア・太平洋地域の36の国・地域(我が国を含む)が参加し、福田総理大臣を含む10の国・地域より首脳級が、約20ヶ国より閣僚級が、またユネスコなどの関係国際機関代表、国連「水と衛生に関する諮問委員会」議長のオランダ国皇太子殿下も参加し、全体規模で約300人の参加があった。外務省からは、宇野治外務大臣政務官が初日に出席、太平洋島嶼国首脳等との朝食会、ハン・スンス気候変動国連事務総長特使との個別の会談も行った。
 NPO主催のこのサミットには、日本政府側も開催に当たって必要な支援を行った。
12月3日の開会式では、本年11月1日に国連「水と衛生に関する諮問委員会」名誉総裁にご就任された皇太子殿下もご出席され、お言葉を述べられた他記念講演を行われた。また、福田総理大臣が日本政府を代表して歓迎の挨拶を行い、この水サミットでの活発な議論が、北海道洞爺湖サミットにきわめて大きな力と知恵を与えてくれるものと期待している旨述べた。
12月4日に発表された議長総括:「別府からのメッセージ」では、水サミット参加者が、水の問題の重要性を改めて確認した上で、アジア・太平洋地域各国政府への提言として、水と衛生をアジア・太平洋地域の各国の経済・開発、政治課題における最優先課題とし支援を拡充すること、北海道洞爺湖サミットに向けての具体的な目標として、1)国連ミレニアム開発目標の1つの水と衛生に関する目標を達成できるよう支援を行うこと、2)途上国による気候変動への適応を支援するため直ちに行動を起こすことを設定する、などについて共通の見解に達した旨が記された。
「水」に関して厳しい状況にあるアジア・太平洋地域において(注)、首脳級が集まって、水問題の解決が最優先の課題であるとの共通の認識を再確認した意義は大きい。
(注)安全な飲料水、衛生施設にアクセスできない人口(約7億)が世界の中で最も多い地域。世界の水災害(洪水、暴風雨等)の死者の80%以上が集中。

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水サミット―汚染はひとごとではない
 「仮想水」(バーチャルウオーター)という言葉をご存じだろうか。
 肉や小麦などを輸入することは、それを作るのに要した水を輸入することでもある。この間接的に輸入する水を仮想水というのだ。

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12月20日(木)
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