ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 「消えた年金」の照合不可能と開き直る。
 舛添要一厚生労働相は12月11日午後に記者会見を開き、「基礎年金番号に未統合のまま宙に浮いた約5000万件の年金記録の調査結果を発表した。全体の約4割の1975万件は記録に不備があり名寄せは不可能」(12月12日日経)と発表した。

 舛添厚労相は会見で「(記録管理が)ここまでずさんであるということは想定外」と発言。行き先不明で宙に浮いたままの1975万件のうち945万件は、氏名の転記ミスなどによるもので、手書きの原簿と照合しても特定は難しいという。まさに、舛添厚労相は「ここまでずさんであるということは想定外」と開き直っている。

 社会保険庁の職員がコンピューターに入力する際、誤って打ち込んだものが945万件もあるというからあきれはてる。江戸時代でこんな「ずさん極まりない事務作業」をしていれば切腹ものである。ともかく、モラルの喪失は後進国より悪いと言わねばならない。これだけの失態を起こして誰も法的な処分を受けない国が他にあるのだろうか。

年金「年度内解決」を撤回・名寄せ難航1975万件、945万件不可能
                       2007年12月12日日経新聞
舛添厚労相、町村官房長官が年金記録問題で開き直り
                       2007年12月11日 産経新聞
社説:不明年金照合 こんな開き直りは許せない
                      2007年12月12日毎日新聞


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年金「年度内解決」を撤回・名寄せ難航1975万件、945万件不可能
                        2007年12月12日 日経
 舛添要一厚生労働相は11日午後に記者会見を開き、基礎年金番号に未統合のまま「宙に浮いた」約5000万件の年金記録の調査結果を発表した。全体の約4割の1975万件は記録に不備があり、持ち主を特定する作業が難航。このうち945万件は現状では名寄せは不可能となった。政府は来年3月までに問題を解決して「最後の1人まで年金を払う」との方針を事実上撤回。楽観的な見通しを掲げてきた責任を問う声が強まるのは確実だ。
 舛添厚労相は会見で「(記録管理が)ここまでずさんであるということは想定外。エンドレスの作業になるかもしれない」と発言。来年4月以降も持ち主を特定する作業を続ける考えを示した。
 現状では名寄せが不可能な945万件は社会保険庁による氏名や生年月日などの入力ミスがあったり、届け出が偽名だったりした人などの記録。社保庁側で持ち主を特定できないため、記録は浮いたままになり、本来受け取れるはずの年金がもらえない。 (00:35)

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舛添厚労相、町村官房長官が年金記録問題で開き直り
2007.12.11 産経新聞

参院厚生労働委員会で共産党の小池晃氏の質問を聞く舛添要一・厚労相=11
日午後、国会 舛添要一厚生労働相と町村信孝官房長官は11日、それぞれ記者会見で、「消えた年金」記録の基礎年金番号への統合やデータ照合に関する自民党公約などが実現不可能だと開き直った。安倍晋三前首相や福田康夫首相の年金問題解決に関する発言や自民党の参院選での主張にも反するだけに、野党各党は一斉に猛反発した。野党は舛添氏の問責決議案の提出も検討しており、福田政権の足をすくいかねない問題に発展する可能性がある。

これらの発言と調査結果は、政府が「最後の1人に至るまで記録をチェックし、正しく年金をお支払いする」(安倍晋三前首相)との公約が実行不可能だと認めたことを意味する。
 特定が困難な記録が大量に発生することについては、政府・与党内では当初から予測されていた。年金記録の原本である手書き台帳の不備が多数指摘されていたためだ。このため、すべて統合できるかのような参院選での自民党の主張には、将来的に公約違反になりかねないと心配する声もあった。その懸念がまさに的中した形となった。参院選時の自民党の主張は、選挙勝利のために国民に誤解を与えることを承知の上での確信犯的な言動とも言える。

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12月15日(土)
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