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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■石油は枯渇?無限?年々増える埋蔵量
 中国の経済発展、イラク情勢の泥沼化、ハリケーンの米本土直撃……。世界の出来事が原油価格に跳ね返り、高値基調が続いている。一方で、石油の埋蔵量自体は年々増えているというから驚く。第1次石油ショックが起きた73年頃は「石油はあと30年で枯渇する」(11月4日・毎日から)とも予測された。しかし、それから30年余り。すでに枯渇していてもおかしくないのだが、「採掘可能(可採)年数は40年以上」と逆に伸びている。その内訳を石油メジャーの統計で示してみよう。

1943年の埋蔵量は510億バレルで可採年数は22.2年
1975年の埋蔵量は6660億バレルで可採年数は33.1年
2004年の埋蔵量は1兆1890億バレルで可採年数は40.6年
(未発見の油田を含めた究極可採埋蔵量を3兆3450億バレルと推定されている) 

 埋蔵量は正確には「可採埋蔵量」のことだ。資源として存在が確認されて現在の技術で採掘して経済的に成り立つ油田のことを指す。このため、石油の市場価格が上がって採算のとれる油田が増えたりすると、埋蔵量も増える。
 
 埋蔵量は石油がどのように出来たかという説とも深く関係する。石油はプランクトンなどの死がいが地中にたまり、数百万年から数億年かけて地熱と圧力を受けて出来たという「有機説」であった。しかし、「無機説」もあるという。地球深部には無尽蔵に近い炭素があるとされ、これが高温高圧下で水素と結合してこれが土台となって石油が出来たという説である。この説が本当なら、石油はほぼ無尽蔵にあることになる。しかし、化石燃料消費による地球温暖化で、埋蔵量が多いことに喜んでいられない。
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癒しの森818                              2005年11月5日  

              未知の地球の深部

 日々の映像に関連することを書きたい。北海道大の鈴木徳行教授(有機地球化学)は「深部に無機起源の炭化水素がある可能性は否定できない」という。地球の深部に無機起源の炭化水素があれば石油の資源は無尽蔵になるのだ。ただ現在のボーリングでは到達で深度は僅か11キロでしかないのである。このボーリング技術の発達によっては、更に石油の資源が増える可能性があるのだ。

 ここで何回も書いてきたが地球の直径は12.740`である。この地球の深部に向かってのボーリングの限度が11キロは、半径(6370キロ)に対して僅か0.17%(11÷6370=0.0017)に過ぎない。いままで例にしてきたように、地球が1000ミリ(半径500ミリ)の球体であるとすると、現在のボーリングの技術の限界は1.7ミリなのである。

  ・宇宙より 見えない地球の 未知多し 掘削しても 僅かな深さ


     

 






11月05日(土)
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