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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■中越地震地域経済に深刻な影響
 三条の水害、そして今回の地震と地域経済に深刻な影響を与えている。全県的には、県外のお客を受け入れていた温泉地が深刻な影響を受けている。ここでは、全国有数の高級ブランド米「魚沼産コシヒカリ」の水田が被害を受けた状況について少々記述したい。来春の作付面積が大幅に減少する主な地域は以下である。

川口町   作付面積の85%の300ヘクタール
小千谷市 作付面積の20%の400ヘクタール
堀之内町 作付面積の20%の75ヘクタール

 その他を含めると現在判明しているだけでその合計は800ヘクタール耕作が出来ない状態になっている。各自治体は15日ごろから本格調査に入るという。しかし、後1ヶ月で雪が降ってくるのだ。農業用水路、農業道路といった水田維持のためのインフラの被害状況の調査が終わるかどうか疑問である。新潟大の有田博之教授(農業工学)は「復旧には大掛かりな土地改良が必要で短期では無理。多くの水田が来春の作付けには間に合わないだろう」と話している。

 最も壊滅的な被害が出ているのは、川口町で農村振興課の星野智副参事は「町の基幹産業である稲作の屋台骨を失った。来年の作付けはほぼ絶望的。その後もどうなるか分からない」と話している。日本は地震国である。このように住宅を含めて壊滅的な被害を受けて国民を救済する法体系が必要である。災害救助法という立派な名前の法律があるが、個人の救済はほとんど書いていないのである。家の崩壊の修理費は、最大で50万円しか出さないのである。国は個人を救済しないという行政哲学が優勢なのだ。国民から税金は取るが災害で壊滅的な被害を受けた国民を救わないのが日本のシステムなのだ。
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癒しの森454                         2004年11月11日

        枯葉の「サラサラ」という音  

 今日妻とビックワンの近くに行ったので、同スタジアムがあるスポーツ公園へ行く。最初にレストハウスで昼食をする。食事が終わって、外に出ると枯葉が「サラサラ」音を立てて移動していた。その乾いた「サラサラ」という音が、今の晩秋を象徴していた。もともと、公園内を散歩する予定であったので、この乾いた「サラサラ」という音色に誘われるように、公園内を歩き出した。
  
 うららかな日差しで、寒さを全く感じない日であった。462000平方の中にビックワンが36000平方の威容で鎮座している。そのほか30000平方のサブグランド1面、多目的運動広場が2面あり、その他の300000平方が公園となっている。この新潟県スポーツ公園は鳥屋野潟に面しており、この潟に面して樹齢50年余りの桜並木が2キロあまり続いている。ここの桜並木を心地よく枯葉の落ちる音、微風で「サラサラ」と音を立てながら移動する枯葉を見ながら散策した。歩く右側には鳥屋野潟が広がっており、多くの鴨が湖面に浮かんでいた。釣竿を下ろす人、老夫婦が散歩する姿、幼児と遊ぶ若いお母さん、犬と戯れる若い女性、歩きながら平和を感じさせる映像であった。広い公園なので、もっと歩けば新たな発見があるようだ。

 ・サラサラと 微風に追われて そこかしこ 晩秋告げる 枯葉の音色(ねいろ)
     
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11月11日(木)
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