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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■コンタクトレンズ障害150万人
1年ほど前日本眼科医会のかなり緊迫したニュースが流れていた。要旨は不適切な指導が原因の事故(失明)をこれ以上起こせないという趣旨であった。このような場合、国民に対して具体的な警告を発すべきだと思う。すなわち「〇〇年度は、レンズの期限を守らず失明した人が〇〇人出ました」と。コンタクトレンズ装着が原因で失明する・・これほど馬鹿げたことはない。しかし、現実に失明は起きているのである。しかし、何らかの圧力でこれが集計されて発表されることがないのが日本の現状であることを知らねばならない。
日本眼科医会(三宅謙作会長)は16日、コンタクトレンズの不適切な使用で角膜障害などが年間約150万人発生していると発表した。「コンタクトレンズは約1500万人が使っていると推定され、障害の可能性があるのは10人に1人の割合となる。使い捨てレンズの期限を守らず長期間使用した場合に目立ち、放置すると失明する危険もある」(9月16日・毎日)と警告している。
障害の直接原因は@長時間装着が最も多いA洗浄不良B不適切な消毒C購入時の説明や指導が不適切D、体質に合わないコンタクトの処方等であるという。
角膜は涙を通して空気中の酸素を取り入れていて、コンタクトで酸素不足になり、障害や感染を起こしやすくなるのである。 調査を担当した宇津見義一理事は「レンズの期限を守らない人に障害が多い。コンタクトは目にとって異物。異常があればすぐ外すこと。異常がなくても3カ月ごとに定期検査を受けてほしい」と呼びかけている。上記の説明によるまでもなく、安易なコンタクトレンズの使用は重大なリスクがあるとの認識が必要だ。
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癒しの森 400 2004年9月18日
社会の中で孤立しない
社会の中で交流の範囲を常に広げる心がけが必要だと思う。現実は限られた人間関係と僅かな空間に生きている人が多いと思う。高齢者福祉協会の人たちの話によれば、つりに行く以外行き場がないというような人が実に多いのだ。このような人たちは、心が閉鎖されているように思う。具体的に言えば、新しい生活情報などをほとんど受け入れないなどである。これでは話しかける人は誰もいないだろう。
知人で乳がんの人が2人いる。乳がんと戦うために積極的に情報を集めるために活動する人は病気に勝つように思う。ジャーナリストの田原総一朗さんらが8月16日、女性に最も多いがんで毎年約1万人が死亡する乳がん(乳がんを発症する人3万人)を克服するため、治療水準の向上を目指す特定非営利活動法人(NPO法人)「日本乳がん治療ネットワーク」(仮称)を発足させると発表した。8月に乳がんのため67歳で亡くなった田原さんの妻節子さんも設立を目指していた。田原さんは東京・霞が関の厚生労働省内で「日本はがん情報が少なく、患者はどこでどんな治療を受ければいいか迷路に入ってしまう。このネットの発起人参加を“承知しました”というのが女房の最期の言葉だった。思いを受け継ぎたい」(スポニチから)と話している。
乳がんの人はこのような「治療ネットワーク」に加入して積極的の人に会い、情報を入手すべきだと思う。1日5人以上の人と会い話をする人は、痴呆にならないという。この原理は、あらゆる病気に当てはまると思う。要は社会の中で孤立しないことである。
・会話する 人の多さが その人の 生きる力と 変わり行くかな
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09月18日(土)
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