ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■風力エネルギー 
 もう35年前のことである。20代の後半に社報を担当したことがある。この社報に当時の情報で、風力・太陽光発電に関することを書いた。そんなことがあったので、その後の風力・太陽光発電に関するニュースはくまなく読んで来たように思う。最近はこれらのニュースを読むと、風力一つ取ってもそのエネルギーは無尽蔵に近い。。特定の集団の利益でなく、真の地球環境を考えていくのであれば、風力と太陽光発電に国を挙げて取り組むべきである。
 環境問題で有名な米国のレスター・R・ブラウン氏のリポートは、機会ある都度読んできた。この度は「急成長する風力発電」(メモ欄にそのまま引用した)を読んだ。、地球の風力資源の開発はようやく始まったばかりであるが、人口密度の高い欧州の沖合いには、利用しやすく、かつ地域全体の電力需要を賄えるだけの風力エネルギーが存在するというのだ。50年先は、ヨーロッパの電力の大半を風によって得ているかもしれない。米国でも大草原地帯に位置する諸州の豊富な風力エネルギーを活用すれば、国全体の電力需要を賄うことができるという。そして中国も、風力だけで優に現在の発電容量を倍増させることができるのだ。
(参考資料・Enviro-News from Junko Edahiro・7/22・ No 1006)
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癒しの森337                           2004年7月25日
              地球は素晴らしい 

 2003年9月10日の癒しの森に「風の恵み」と題して地球の「昼と夜」と「風」の関係に思いを走らせ一詩を書いた。地球の素晴らしさに思いを走らせつつ癒しの森24を再掲したい。

   癒しの森 24                 2003年9月10日
               風の恵み
  
  2003年7月4日の日々の映像で風力発電に関する地球政策研究所
  の見解を書いた。そして同月31日の余録で、人類が無限の風のエ
  ネルギーに抱かれて暮らす時代が来るのだ・・と結び一詩を書いた。
  この詩を修正して癒しの森に載せる。

          朝が来る
          太陽が陸地を暖める
          海から陸へ風が流れる
          その時の名前は海風

          夜になる
          陸地が早く冷える
          陸から海へ風が流れる
          その時の名前は陸風

          地球は廻る
          昼と夜の宇宙のリズム
          朝の海風 夜の陸風
          風はお前の呼吸だったんだね

My追加
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メモ 急成長する風力発電(レスター・R・ブラウン)

世界の風力発電容量は、2000年の1万7,500メガワット(MW)から2001年の2万4,000MWへと急増し、1年間で6,500MWすなわち37%という驚異的な伸びを示した。風力発電のコストが下がり続け、また気候変動に対する社会的懸念が広がるにつれ、世界は急速に風力発電へと向かいつつある。

米国における風力発電1キロワット時当たりのコスト 1982年〜2001年出典:NREL(米国国立再生可能エネルギー研究所)1995年以降、世界の風力発電容量は5倍という驚くべき増加を示している。それとは全く対照的に、主要な発電エネルギー源のひとつである石炭の使用量は、1996年にピークに達した後、6%減少している。

通常、1MWの風力発電容量は、工業化社会の350世帯分、約1,000人分の電力需要を満たすことができる。つまり、現在利用可能な2万4,000MWの発電容量は、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンの人口の合計に匹敵するおよそ2,400万人の住宅用電力需要を賄うことができる。

風力発電容量においては、ドイツが世界をリードしており、8,750MWと全体の

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07月25日(日)
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