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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■農村社会の倫理観  
 昨日書いた収穫前の稲刈り泥棒は、農村社会の疑いの影を投げ掛けると思う。この泥棒は99%身近な農家の犯行と推定され、一体誰がやったのかとの猜疑の目を向けなければならない。   

 そして、常に自分の農作物が大丈夫はと神経を使わなければならない。このような世相であれば、止むを得ないので、農業組織(農協・土地改良)と警察が連携して夜間の張り込み、パトロールを実施しなければならないだろう。福岡県で駐在所の警察官の張り込みでサツマイモ泥棒が逮捕されたニュースが報じられていた。
 
 10月11日、愛知県でアッと驚き、考え込み、農村社会はここまで倫理観が無くなって来たのかと、ため息が出るような盗難事件が発生した。ビニールハウスからイチゴの苗2300本(23万円相当)が盗まれたのだ。イチゴの苗であるから明らかに周辺部の同業者の仕業である。   

 問題は泥棒の内容である。「苗は、前日植えた2000本とハウス内の縁に置いてあった300本」(10月11日・朝日から)であるという。すなわち、畑に植えてあった苗を2000本も抜き取って持って行ったのである。   

 被害を受けた佐野さんは「12月に実が出来ればカギを付けるが、苗を取られるとは思わなかった」(引用・同)たしかに、苗を畑から抜き取ってまでの盗難は前代未聞のことである。  

 今年度この種の事件がどれだけ起こるか分からないが、稲刈り泥棒、苗泥棒などが頻発していくようであれば、農村社会の精神文化が崩れ始めていると言わねばならない。
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癒しの森57                         2003年10月13日
            「人」 梯 剛之   

 梯さんは盲目のピアニストである。この人のことを知ったのは、1997年5月5日であった。この日毎日新聞の1面トップで、目の不自由を乗り越え、国際的に活躍しているバイオリニストの和波たかよしさんとピアニスト梯剛之(かけはしたかし)さんのことが大きく報道されていた。東京サントリーホールで開かれた「心を奏でるコンサート」では、天皇・皇后両陛下も出席して拍手を送っていた。私はこの記事をくまなく何回も読んで感動したことを今でも記憶している。梯さんのことはこの癒しの森で4〜5回か書きたいと思っている。

 ・全盲の 2人が奏でる 演奏に 2千の聴衆 酔いしれゆかん
 ・全盲の 2人のハートが メロデーに 乗って流れて 響き渡らん
 ・人々に 夢と希望を 与えるか 人の能力 計りがたしか 
                  
      (短歌は1997年5月8日の日々の映像から。1部修正して掲載)




10月13日(月)
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