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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ホルムアルデヒド
4月25日と同月の余禄でフグの寄生虫駆除のことを書いた。ちょうど書いている4月29日の深夜、フグの生け簀にホルマリンを使用している実態の番組が放映されていた。このホルマリンの使用は、行政指導違反行為であるので、漁民も判らないよう早朝こっそりとやっている。この行為をマスコミが隠し撮りした番組であった。なんと、ホルマリンの原液を薄めることなく、直接フグの生け簀に入れているのには驚いた。ホルムアルデヒドとメチルアルコールという猛毒が主成分のホルマリンを、年間1000トン以上も海に撒き散らすこと自体、異常な行為と言わねばならない。
身近に有害な物質が多くあるので、最後は消費者が賢明になるしかない。Tシャツに絵や写真を転写するアイロンプリントに、ホルムアルデヒドを使っていることが判明した。判明の動機は、消費者団体の調査だった。「アイロンプリントの1部にホルムアルデヒドが高濃度に含まれていることが判り、大手販売会社が出荷を停止した」(4月3日・朝日から)
家庭用品規正法では、ホルムアルデヒドは乳幼児用衣類から、検出されてはならないことになっている。消費者団体がアイロンプリント紙を北陸公衆衛生研究所に持ち込み調べたところA社(社名省略)製品から850PPM、B社製品から750PPM、C社製品から170PPMのホルムアルデヒドが検出されている。
この三社共消費者団体の指摘で、店頭から製品の回収を進めている。それでは、なぜ、子供が消費の対象であるアイロンプリント紙に猛毒のホルムアルデヒドを使うのか。「ホルムアルデヒドを使うと、洗濯しても色が落ちにくい」(同)ことが理由なのだ。この製品を販売していた3社は、ホルムアルデヒドが使われていたことは知らなかったと弁明しているのだからお粗末だ。ホルムアルデヒドは、微量でもシックハウス症候群を引き起こす元凶の化学物質であることは広く知られている。
以前ミネラルウオーターの安全性に疑問があることを書いた。供給している会社が380社もあり1社当たりの規模が小さいことが理由であった。このミネラルウオーターの一部からホルムアルデヒドを検出したという。「横浜市衛生研究所が、国内で販売されているミネラルウオーターの1部から、化学物質のホルムアルデヒドやアセトアルデヒドを検出したことが判った。同市の水道水の実測値と比べ80倍以上の製品もあった」(4月20日・毎日から)という。ミネラルウオーターは、食品衛生法の規格でアルデヒド類の基準はなく、水道水からすると甘い規格となっている。消費者は「ホルムアルデヒドは疫学調査で発ガン性が確認されている」(同)ことぐらいは、知っておく必要がある。
05月03日(土)
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