ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
[258136hit]
■余 禄
4月20日にサンターン回しの被害状況を書いた。この加害者の中に、中国の蛇頭組織が送り込む密航者が関与しているといわれている。ここで書きたいのは、密入国者の推定の数である。海上保安庁の資料によると、平成9年から11年の3ヵ年は、毎年1300人から1800人が水際で検挙されている。
平成12年から14年の検挙者は毎年数百人単位におちている。問題は上陸の成功している人数が分からない。「実際(密入国者)は、この(検挙者)10倍、20倍が不法上陸に成功している」(読売・ものしりエースの海上保安庁談)という見方だ。
海上保安庁警備部のページによると、中国公安部が「平成14年4月から6月の3ヶ月間に集中取り締まりを実施し、密航者1900名、密航関与の関係者400名を摘発した」とある。密入国者がサーズ「SARS」ウイルスを持ち込む危険がある。
◇ ◇ ◇ ◇
4月25日ホルマリンでのフグの寄生虫駆除のことを書いた。まず驚いたのは、ホルマリンの使用量の多さであった。1021キロリットルといえば、1000トンを超える膨大な量である。ホルマリンという劇薬が、これほど使用されているとはただただ驚くのみだ。消費者はホルマリンの入った水槽で、寄生虫駆除のため泳がせたフグを食べていたわけだ。
ここで、ホルマリンのイロハを書いてみよう。たしか、高校の理科の教室でホルマリン液に入れた標本があった。大学の医学部へ行けば、ホルマリン液槽の中に解剖学習用の人体が浮かんでいる。ホルマリンは強力な殺菌作用があるのだ。この中に入れて置けば、人体、臓器などを長期間保存できる。
ホルマリンは本来商品名なのだ。「ホルマリンは約40%のホルムアルデヒドを主成分とする水溶液。強力な殺菌作用があるが、劇薬に指定されている」(23日・西日本新聞から)ホルマリンは40%のホルムアルデヒドの他に「メチルアルコール10%から15%加えて安定化してある」(マイペディアから)という。このメチルアルコールも8〜20グラムで失明、30〜100グラムで致死という猛毒だ。
水産庁は一九八一年「食品への残留や排水による環境汚染との関係が十分解明されていないとして使用しないよう通達した」(二三日・読売から)というのだ。法律で使用を禁止したものでないので、一〇〇〇トンを超えるホルマリンを使用した九五業者は、法的に罰せられることはない。恐ろしいのは、消費者の判決だと思う。こんな報道が流れれば、消費は激減し価額は暴落する。
◇ ◇ ◇ ◇
04月30日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る