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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 孤独死
従来からある地域コミュニティの老人会も同種問題を防止するため、相互に訪問しあったり電話連絡し会う事で、安否の確認を行うなどして、連絡が途絶えるなどの異常が発生した際には最寄の警察官やホームヘルパーが駆け付ける体制を持つ自治体もある。このような体制により、風呂場の脱衣場で倒れている人が助かったり、骨折により動けず衰弱しかけていた人が発見され、一命が取り留められたケースも報じられている。
[編集] 通信インフラと予防
なお日本でも1990年代より携帯電話が普及し、老若男女を問わず誰もが持ち歩くようになった結果、これが救急救命に役立ったケースも少なくない。急病で倒れたまま、意識もはっきりせず身動きが取れずに居る状態で、どうにか通話ボタンやリダイヤルをボタンを操作し、電話を掛けられた相手が異常を察知、救急隊に通報してもらって助かるというものである。
これらの機器は操作性向上のため、登録済みの電話番号に簡単な操作で通話できる事が幸いし、意識がはっきりしていなくても、どうにか知り合いに電話できたりするケースが多いようだ。古くは電話機の短縮ダイヤル機能で助けを求めたケースもある。
また急病で倒れる可能性のある慢性疾患を持つ人など向けに、ペンダント型の無線送信器を常に携帯、異常時にはボタンを押す事で警備会社に通報されるホームセキュリティサービスを提供する企業もあり、経済的に余裕のある家庭ではこれらを利用する所も見られる。これらの通報装置では、誤操作・誤報を防ぐ機構と、意識混濁状態でも大丈夫な操作性という相反する要素を持つため、人間工学的に構造や操作性が配慮された物が利用されている。
[編集] 災害時に於ける予防
災害によって発生する人的被害にて家族を失い、失意の内に孤独死するケースも相次いだ事から、兵庫県では通称「見守り事業」を実施、復興住宅等に住む65歳以上の高齢者に対して訪問員を派遣するなどの活動を行い、2004年には同事業の資金であった震災復興基金が終了した後も、地域社会との連携を図る等より強化する形で継続していきたい考えだと発表している。同事業は新潟県中越地震等の他の被災地域でも注目を集めている。
[編集] 飲酒に絡む予防
アルコール依存の予防に関しては飲み方も関係するとされ、孤独感の解消を図り悪酒を防止する事も、依存症改善に効果があると考えられている。悪酒による疾病が予防できれば、結果的に孤独死防止にもつながる。
予防例を挙げると、長野県泰阜村では高齢者のアルコール依存を予防するため、村役場の人間が高齢者の飲み相手(酒・おつまみ代は割り勘で、一人1000円という予算)として高齢者宅を訪問、気分良く(飲み過ぎない程度に)飲んでもらう事で依存を予防しようと言うものだが、これも訪問という形で高齢者の生活状況を確認し、間接的に孤独死予防の効果があるものと考えられる。
01月15日(火)
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