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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 大分教育汚職 これで「教育」ができるのか (2)
大分県の教員採用試験を巡る汚職事件で、舞台となった07、08両年度の小学校教員試験の答案用紙や面接結果を記した評定票を、所管する県教委義務教育課が「10年保存」の文書管理規定を無視して破棄していたことが分かった。県警は、上層部による指示の有無を含め、廃棄した経緯について解明を進めている。
県教委によると、管理規定では、保存期間を文書の重要度に応じて「1年未満」「1年」「5年」「10年」「30年」に分け、各課が年度ごとに決めている。答案用紙や健康診断書などは「教員採用選考試験」との項目で、保存期間を「10年間」としていた。
ところが、実際には07、08年度の試験(06、07年夏〜秋に実施)を含めた少なくとも過去数年間は、庁舎内の一室に保管していた文書を、試験翌年の3月末に廃棄していた。保管した期間は半年程度だった。
三浦徹夫・義務教育課長は、試験に関する文書を半年程度で破棄していたことについて「保管スペースが足りなかった。規定違反と分かっていたが、用済みと判断し捨てた。上司の指示ではない」と釈明している。
事件では07、08年度の小学校教員採用試験を巡って計5人が逮捕され、このうち県教委参事の江藤勝由容疑者(52)は両年度で30人以上を合格させるよう口利きを受けていた。江藤容疑者はこのうち15人を合格させる一方、本来合格だった10人を不合格としたことも分かったが、評定票などが破棄されたため、不正に不合格とされた受験者の救済は困難になっている。
事件を受け、県教委は県人事委員会の文書管理規定を準用し、評定票の保存期間を5年とするなどと改めて定めた。【梅山崇】
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5、2年で30人超が不正操作で合格か、最大で百数十点加点
2008年7月9日 読売新聞
大分県の教員採用を巡る汚職事件で、県教委義務教育課参事・江藤勝由被告(52)(収賄罪で起訴)が小学校だけでなく中学校教員の採用試験でも、「一部の受験者の点数をかさ上げした」と関係者に話していることが8日、分かった。
県教委ナンバー2の教育審議監だった同県由布市教育長・二宮政人容疑者(61)(収賄容疑で逮捕)ら上司の指示で行っていたとみられる。県警は大分県教育界を巡る不正の全容解明を急いでいる。
関係者によると、新たに江藤被告による点数の改ざんが判明したのは2007、08年度の中学校の教員採用試験。07年度は513人、08年度は537人が受験し、いずれも31人が合格。競争倍率は16・5倍と17・3倍だった。試験は06、07年の7月下旬に教養と作文などの1次、9月中旬に面接などの2次試験が行われた。江藤被告は「金銭の授受は一切なかった」と話しているという。
また、江藤被告が県警の調べに対し、08年度の小学校教員採用試験について、約15人の点数をかさ上げしたと供述していることも判明。1次と2次を合わせ1000点満点の試験で、最大で百数十点加点した受験者もいた。
江藤被告は上司から約20人を合格させるよう指示されたが、5人ほどは合格圏内だったため、残る約15人に加点した。さらに合格ラインに達していたほかの約10人は点数を減らし不合格にしたという。指示を受けた中には、400点台後半の受験者が2人いたが、上司から「絶対に通してくれ」と言われたため、1次と2次を合わせて百数十点を上乗せして合格させた。
江藤被告は07年度の小学校教員については15人以上の点数をかさ上げしたとみられ、2年間で30人を超える受験者が不正な操作によって合格したという。
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6、大分教員汚職「有力県議らが採用枠」…複数の関係者証言
2008年7月10日 読売新聞
大分県の教員採用を巡る汚職事件で、逮捕、起訴された複数の被告が「採用には『議員枠』があった」と関係者に話していることがわかった。県内の国会議員関係者も「有力県議や国会議員も教員採用枠を持っていた」と読売新聞の取材に対し証言した。
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07月12日(土)
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