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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■中越沖地震の記録 (14)
 中越沖地震の被災者の中で、心筋梗塞(こうそく)や肺血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)などを引き起こす危険がある血栓の発症率が、通常の3倍になっていることが23日、新潟大などの医療チームが柏崎市内の避難所で行ったエコー検査で分かった。また強いストレスで発症するタコつぼ型心筋症も地震後、柏崎市の刈羽郡総合病院で被災者3人に確認された。医療関係者は十分な水分補給や運動、ストレス解消を呼び掛けている。

 同チームの検査は18―22日、市内約10カ所の避難所で400人に実施。そのうち6・5%に当たる26人の足の静脈に血栓が発見された。同大大学院の榛沢和彦医師(呼吸循環外科)によると、平常時の血栓発症率は1・8%で「高齢者に多いが、避難所では20代にも見つかった」という。

 血栓による心筋梗塞や脳梗塞、同症候群は中越地震で発症が相次ぎ、死に至るケースもあった。

 一方、心筋の一部が麻ひして動かなくなるタコつぼ型心筋症は、中越地震で約30人に確認されるなど、災害時に増加するといわれている。被災者の診療に当たる同病院の井田徹内科部長は「息苦しさや胸苦しさを感じたら、軽くても病院で診てもらってほしい」と話す。

 新潟大大学院の相沢義房教授(循環器学)は「血栓は脱水症状になると生じやすい。避難生活のストレスで血圧が上がると、心筋梗塞や脳卒中も起こしやすい」と注意を呼び掛けている。
新潟日報2007年7月23日


11、仮設住宅の入居申し込み開始 新潟日報
 中越沖地震の被災者向け応急仮設住宅の申し込み受付が22日、刈羽村で始まった。村役場と避難所に窓口が設けられ、村民が相談に訪れた。初日は役場の窓口で午後7時までに5件の申し込みがあった。同村の受付期間は31日まで。
 同村は仮設住宅200戸を同村西谷の源土運動広場に建設予定。県によると、完成は8月15日の見込み。住宅の被害調査で全壊に認定された世帯などが対象となる。
 初日は区長を通じて各戸に入居希望調書が配られたほか、自宅を離れて過ごす住民には避難所で書類が手渡された。
 役場の窓口を訪ねた同村刈羽の無職小林栄一さん(67)は「住めるまでに直すにはお金がかかる。この年で借金をするのも大変」と話し、職員から説明を受けていた。
 同村による住宅被害調査の担当者は、県の協力も含め8人。村税務課は「被害認定が長引けば、住民生活に影響が出る」と県に増員を要請した。
 柏崎市は23日から全戸に入居案内を配布し、26日から8月3日まで入居申し込みを受け付ける。
【写真】中越沖地震の被災地で仮設住宅の入居希望受付が始まり、相談に訪れた被災者=22日、刈羽村役場
2007年07月23日

07月24日(火)
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