ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■世界の製造業部門が予想外のペースで拡大
毎日新聞 2010年4月1日 22時05分(最終更新 4月1日 22時07分)

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3月の製造業活動、世界的に拡大
2010年 4月 2日 5:57 JST

 1日に発表された3月の指標では、世界的に製造業部門が予想外に速いペースでの拡大を示し、世界の景気回復が進んでいる明らかな兆候が示される格好となった。またこれにより、各国の中央銀行が金融政策の引き締めに動く可能性が高まるとの見方が広がっている。
 こうした指標を受けて、世界の株価や商品相場、ドル以外の通貨が広範にわたり上昇している。ダウ工業株30種平均は1日午前遅くの取引で前日比62.88ドル高となり、電子ブローカーシステムEBSによると、ユーロ相場も朝方の下落から反発し、対ドルで1ユーロ=1.35ドル付近で推移。

 3月の米製造業活動は過去約6年間で最も速いペースで拡大した。米サプライマネジメント協会(ISM)がこの日発表した3月の米製造業景況指数は59.6と、2月の56.5ならびに1月の58.4から上昇した。3月の水準はエコノミスト予想の57.0を上回るとともに、2004年7月以来で最高水準となった。同指数では50が製造業活動の拡大と縮小の境目を示す。
 注目される同指数は米経済がリセッション(景気後退)を徐々に抜け出していることを示す最も一貫した指標の一つとなっており、同指標の拡大が続いていることは、米経済の緩やかな回復が進んでいることを示唆している。
 これに先立ち、アジアと欧州でも同様に良好な指標が発表された。
 マークイットが1日発表したユーロ圏の3000社を対象とする調査に基づく3月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)は56.6と、2月の54.2から上昇した。これは過去40カ月間で最も高い水準となった。また、同指標は、様々な基準からユーロ圏の製造業が2008年9月の米証券大手リーマン・ブラザーズの破たんに誘発された今回の金融危機前以来見られていない水準に戻っていることを示している。
 ユーロ圏の製造業部門の拡大はドイツとフランスという域内の2大経済国の経済成長率の加速がけん引しており、特に、過去10年間で最も速いペースでの増加を示した新規輸出受注が貢献した。
 マークイットの首席エコノミストはリポートで、「ユーロの下げと世界の需要増で、3月の輸出の伸びは過去10年間で最高水準に達した」と指摘。さらに、「その結果、3月のPMI指数を上回ったのは同統計が実施されている過去12年間で2回だけとなり、人員削減速度はリーマン破綻以来で最も遅いペースに鈍化した」と言及した。
 一方、中国物流購買連合会が1日に発表した3月の中国購買担当者景気指数(PMI)は55.1と、2月の52.0から上昇した。同指数は13カ月連続で拡大を示した。

記者: Michael Casey

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社説:日銀短観改善 攻めの経営の出番だ
                  2010年4月2日 毎日
 日銀が3カ月に1度実施している短観の3月調査で、企業の景況感が一段と改善した。景気が「よい」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を引いた業況判断指数は、大企業・製造業がマイナス14となり、昨年12月の前回調査(マイナス25)から11ポイントの大幅上昇である。
 昨年の3月短観も、同じ新年度初日の4月1日に発表されたが、内容は惨たんたるものだった。大企業・製造業の業況判断指数は「過去最悪」のマイナス58、自動車産業にいたってはマイナス92まで落ち込んだ。
 そこから4期連続の改善である。自動車は今回、マイナス2まで上昇した。もちろん、回復が遅れている業種もある。中小企業はまだ厳しい。大企業・製造業の改善も、輸出先であるアジアの成長に助けられている面が大きい。大幅改善とはいえ業況判断指数はまだマイナスの領域である。それでも1年で、ここまで回復した。企業はそろそろ自信を持って攻めの経営に踏み出していい。

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