ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
[257801hit]

■川島元副総裁「政治の一寸先は闇である」の語録

社説:与謝野氏離党届 早く新党の理念見せよ
                    2010年4月4日 毎日新聞
与謝野元財務相:新党結成で合意 平沼元経産相代表就任へ
毎日新聞 2010年4月3日
与謝野元財務相:離党届を提出 新党結成へ動き活発化
                    毎日新聞 2010年4月3日

 もう30年も前の話になるが、川島元自民党副総裁「政治の一寸先は闇である」
という名言を残している。自民党の与謝野馨元財務相と無所属の平沼赳夫元経済産業相が新党結成で合意したことが3日、明らかになった。代表には平沼氏が就任し、与謝野氏も同格のポストに就く見通しであるという。どう政治が動いていくのか一寸先は闇で分からない。

 昔の中選挙区であれば、少数政党も生き残ることが出来たが、現行の小選挙区では難しいといわねばならない。国民は自民党内の混乱と見る人が多いのではないか。新党がどれだけの規模になるかはまだ不明だが、夏の参院選を前にして自民党が分裂含みの極めて厳しい状況に追い込まれたのは間違いない。

社説の指摘の通り
「もはや新党と名乗れば注目される時代は過ぎた。かねて指摘しているように新党が何を目指すのか、明確な「旗」がより必要な時代なのだ」

みんなの党は徹底した公務員改革など曲がりなりにも政策の旗を明確にしている。与謝野馨元財務相と平沼赳夫元経済産業相の新党どのような「旗」を掲げるのだろう。新党を作り、選挙で有権者の信を問うのであれば、まず理念と政策を示すべきである。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

社説:与謝野氏離党届 早く新党の理念見せよ
                    2010年4月4日 毎日新聞

 自民党の与謝野馨元財務相が3日離党届を提出した。園田博之前幹事長代理も近く離党し、今月中の新党結成を目指すという。両氏は無所属の平沼赳夫元経済産業相との連携も検討している。新党がどれだけの規模になるかはまだ不明だが、夏の参院選を前にして自民党が分裂含みの極めて厳しい状況に追い込まれたのは間違いない。
 鳩山内閣の支持率が急落しているにもかかわらず、自民党も支持率低迷が続いている。このままでは参院選だけでなく、次の衆院選の展望も開けない。与謝野氏らにはこんな危機感があるのだろう。執行部刷新を求める与謝野氏に対し、1日、谷垣禎一総裁が参院選前に党役員人事は行わないと表明したことから、この日の行動に踏み切ったとみられる。
 先の鳩山邦夫元総務相の離党以上に党内に与える影響は大きい。このほか舛添要一前厚生労働相らの離党も取りざたされており、自民党は当面、国会で与党と対決するどころではなくなる可能性さえある。
 だが、目指す新党に対し、わくわくするような期待が今、国民の間に生まれていないのも確かだろう。もはや新党と名乗れば注目される時代は過ぎた。かねて指摘しているように新党が何を目指すのか、明確な「旗」がより必要な時代なのだ。
 与謝野、園田両氏は財政再建派として知られると同時に郵政民営化は容認してきた。民営化に猛反対して離党した平沼氏と連携するとすれば、その整合性はどうするのか。
 一方、「保守」を強調する平沼氏は憲法改正が旗印だ。与謝野氏は自民党が05年に新憲法草案を決めた際には起草委員として復古調の前文を大幅に変更した一人だ。政治信条は相当異なるようにみえる。
 民主、自民両党が低迷する中、みんなの党の支持率が上がっていることにも与謝野氏らは影響を受けているはずだ。ただし、みんなの党の渡辺喜美代表は自民党が与党の時に野党になるのを覚悟で離党し、徹底した公務員改革など曲がりなりにも政策の旗を明確にしている。それが国民の一定の支持を集めている点を忘れてはならない。今のままでは「みんなの党・シニア版」といった印象で、仮に今後、新党が乱立すれば新党効果自体も薄れるかもしれない。
 与謝野氏らは将来の政界再編も念頭に置いているのだろうが、これも現状では「民主党が大分裂してくれれば」という他人任せの願望に近いのではなかろうか。

[5]続きを読む

04月04日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る