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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■麻生前政権、衆院選直後に2億5千万円を引き出す
08年度までの5年間、小泉、安倍、福田内閣の歴代官房長官は毎年4月に、2回に分けて計2億円を請求して支出を受けている以外、5月から翌年2月まで月1回、ほぼ1億円ずつ支出を受けていた。3月は請求がなく、年間の支出額は約11億9500万円〜約12億3000万円だった。
今年度も麻生内閣では、4月から8月までは例年通りの支出だったが、8月30日の衆院選で民主党が圧勝した2日後、河村前官房長官から2億5000万円の請求があり、全額が支出されていた。これについて、河村前長官は20日夜、「政権にある立場ではないので、特に述べることはない。内容、詳細、使途については非開示を原則としている」と語り、衆院選の費用を補填(ほてん)したのではとの質問には「それも非開示だ」と答えた。
一方、平野長官はこの日の記者会見で、河村前長官から官房機密費に関する引き継ぎを受けた後、金庫の中には現金が全く残っていなかったとした上で、「前政権の官房長官が必要に応じて支出された。国民目線からおかしいと言っても、私の立場でコメントするのは差し控えたい」と話した。使途の公開の是非などについては今後1年間かけて検証する考えを改めて示した。
◆…官房機密費…◆ 正式名称は内閣官房報償費。支出に関する法律上の規定はなく、歴代内閣は政府答弁で「国の事務や事業を円滑に遂行するため、機動的に使用する経費」と説明してきた。使途の公表や領収書を提出する義務はない。外務省の機密費流用事件をきっかけに、02年度予算で前年を10%下回る14億6165万円に減額されて以来、毎年度同額を計上。官房長官に一任されている金額は12億3021万円で、残りは内閣情報調査室の費用に充てられる。
(2009年11月21日02時02分 読売新聞)
11月22日(日)
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