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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■食料危機を冷静に認識する必要がある
世界第2位の穀物生産国の中国でさえ、国内の豚を養うには自国産の穀物では足りず、主に米国とブラジルから大豆を輸入している。
ブラジルは耕作地を拡大する余地が残っている数少ない国の1つだ。だが、新たな農地は、往々にして熱帯林を切り開いて開発される。食料と飼料とバイオ燃料用の穀物需要の増大は、熱帯での森林破壊の元凶となってきた。1980年から2000年までに熱帯地方で新たにできた農地の半分以上が、原生林を切り開いて確保された土地だ。1990年から2005年まで、ブラジルのアマゾン川流域では年間10%のペースで大豆の耕作面積が増えてきた。
こうして育ったブラジル産大豆を広東省の養豚場で豚に与えているのかもしれない。今後20年以内に、中国の人口が15億人に達したら、1人当たりの消費量が増えなくても、さらに2億頭の豚を飼育する必要があると指摘する専門家もいる。世界の食肉消費は2050年までに倍増する見込みで、それに伴って穀物需要も激増するだろう。
06月06日(土)
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