ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 汚染米拡大 元凶は農水省である
福徳長酒類は12日、6商品約8万本の自主回収を発表した。三笠フーズが転売した事故米が、仲介業者を経て西酒造(鹿児島県)に渡り、西酒造が事故米を原料に原酒を製造。福徳長酒類が自社の原酒とブレンドして製品化していた。西酒造も自社生産の芋焼酎「薩摩宝山」を自主回収し、西酒造から原酒を購入したアサヒビールも「かのか」など9商品を自主回収中。【林哲平】
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事故米転売:発覚後も「国産」の虚偽証明書…三笠関連会社
2008年9月12日 毎日新聞
米卸売加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)の汚染米転売問題で、関連会社の米穀卸売会社「辰之巳」(東京都中央区)が問題発覚後も、汚染米販売先の焼酎メーカー「美少年酒造」(熊本県城南町)に対し、「国産米100%」という虚偽の産地証明書を送っていたことが分かった。辰之巳は食用米の卸業務に実績があることから、三笠フーズが、信頼できる取引を装うため辰之巳を流通過程に関与させる一方、辰之巳の名を使って虚偽の文書を流すことで隠ぺいを図ろうとしていたとみられる。
辰之巳の社員は約10人。社長は、三笠フーズの冬木三男社長で、民間調査会社によると、三笠フーズ社員の大半が辰之巳からの出向社員であるなど、両社の関係は極めて強い。
農水省などによると、三笠フーズが出荷した米のうち、辰之巳は、殺虫剤「アセタミプリド」とカビ毒「アフラトキシン」に汚染された米の流通に関与。殺虫剤汚染米は辰之巳を経て美少年酒造に販売された。問題発覚後、美少年酒造は辰之巳に対して産地証明書の発行を要求。辰之巳はこれに応じ、今月8日、産地証明書を送ったが、「国産米100%」と記されていたという。その際、「事故米は一切入っていない」と美少年酒造に伝えたという。
美少年酒造に販売したのはベトナム産うるち米だったが、三笠フーズは「国産米」と偽って販売していた。また、書類上は辰之巳が販売したことになっているが、実際は三笠フーズの九州工場(福岡県筑前町)から直接運ばれていたという。
美少年酒造の緒方直明社長は「『国産米を』とお願いしていたのに、外国産の事故米だった。怒りを覚えている。損害賠償請求や刑事告訴についても弁護士と相談する」と話している。【一色昭宏、根本毅、宮地佳那子】
英訳
毎日新聞 2008年9月12日 15時00分(最終更新 9月12日 20時55分)
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事故米転売:虚偽表示容疑で2社を告発…農水省
2008年9月13日 毎日新聞
農林水産省は11日、外国産の汚染米を国産として販売したとして、三笠フーズなど2社を不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで熊本県警に告発し、受理された。農水省の調べでは、三笠フーズは汚染米を、熊本県城南町の酒造会社「美少年酒造」や焼酎メーカー2社に販売したことが明らかになっている。【奥山智己、稲垣淳】
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汚染米問題―農水省に任せておけぬ
2008年9月13日 朝日新聞社説
農薬などで汚染された「事故米」の影響は、いったいどこまで広がっていくのか。またも信じがたい事実が明らかになった。
工業用ののりなどにしか使えないはずの汚染米が、あろうことか、赤飯やおこわになって、病院や特別養護老人ホーム、保育園の給食として出されていたというのだ。焼酎や日本酒、菓子にとどまらず、多くの人の口に直接入っていたことになる。
保育園などでは、残っていた米から基準を超える農薬成分が検出された。
不正の被害は、日ごとに拡大するばかりだ。流通先は数多く、騒動の発端となった「三笠フーズ」のほかに、新たに2社が汚染米を転用していた。仕入れた酒や菓子のメーカーは全国の店に並ぶ製品の回収に追われている。
安全な食べ物を売るという当たり前の商道徳は、なぜこれほど失われてしまったのか。「食の安全が保たれていない」などと、よその国を批判できる状況ではあるまい。
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09月14日(日)
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