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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 今後1ヵ月間のイベントのご案内 ・・資料、石油高騰の謎
し、世界の石油の2割がタンカーで通航するホルムズ海峡や、ペルシャ湾対岸
のアラブ諸国の油田も反撃によって破壊され、原油は300ドル以上になると
の予測も出た。
http://wiredispatch.com/news/?id=220624
http://news.yahoo.com/s/thenation/20080703/cm_thenation/1096334096
7月9−10日には、イラン軍がミサイル演習を実施した。この演習を受け
て原油相場はさらに上昇し、7月11日には、WTI原油は史上最高値を更新
し、1バレル147ドル台まで上昇した。
http://www.nytimes.com/2008/07/10/world/asia/10iran.html
実際には、イラン軍の演習は「張り子の虎」だった。1日目にイラン政府は、
4発のミサイルの発射直後の写真を発表したが、実際の発射は3発で、のこり
の写真上の1発はフォトショップ(画像処理ソフトウェア)でコピーによって
加筆されたものと判明した。2日目は1発しか発射せず、しかも2日とも発射
したのは古い型のミサイルだけだった。
http://www.antiwar.com/justin/?articleid=13116
▼和解姿勢に急転向したアメリカ
6月初旬から7月10日ごろにかけて、米イスラエルがイランに侵攻しそう
な感じは強まり続けた。しかしその後、本日にかけての約1週間は、アメリカ
がイランと和解しそうな兆候が急速に強まっている。7月16日には、これま
で国連(安保理5カ国+ドイツ。P5+1)とイランとの核問題をめぐる交渉
に参加することを拒否していた米政府が、態度を一転させ、7月19日にジュ
ネーブで行われるP5+1とイランとの核交渉に、初めて高官(バーンズ国務
次官)を出席させると表明した。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/07/15/AR2008071502647_pf.html
米政府はこれまで「イランがウラン濃縮を止めない限り、P5+1とイラン
との交渉に参加しない」と言い続けてきた。イランは現在まで「ウラン濃縮は
すべてのIAEA加盟国に認められた権利であり、交渉前に濃縮を止めろとい
う要求は不当だ。交渉の中で、見返りをやるから濃縮を止めてくれとP5+1
の側が提案するなら、検討しても良い」と言い、ウラン濃縮を続けている。
米政府は、バーンズ国務次官はP5+1の交渉に同席するものの「傍聴」で
あって「参加」ではなく、次回の交渉1回限りのことであり、米政府としての
態度の変更ではないと釈明している。この釈明は、米政界内の好戦派を煙に巻
くための詭弁とも思える。
http://ap.google.com/article/ALeqM5iVp6OcsznLJpeFv8SenE_EhxIpmgD91VQ44O0
7月18日には、英ガーディアン紙が、米政府はイランの首都テヘランで、
28年ぶりに外交代表部(事実上の大使館)を再開すると来月に発表すること
に決めた、と報じた。
http://www.smh.com.au/news/world/bush-considers-embassy-in-iran-amid-dramatic-policy-change/2008/07/17/1216163059580.html
テヘランのアメリカ大使館を再開することを国務省が検討している、という
記事は、6月下旬にはすでに出ていたが、真偽のほどがわからない話で、イラ
ン政府は「欺瞞的な話にすぎない」と一蹴していた。
http://ap.google.com/article/ALeqM5iVp6OcsznLJpeFv8SenE_EhxIpmgD91G25BG2
http://news.xinhuanet.com/english/2008-06/26/content_8446265.htm
今回のガーディアンの記事も、真偽は怪しいものがあるが、確定的であるバ
ーンズ米国務次官の交渉出席の話と同時期に出たことによって「ブッシュ政権
は、北朝鮮に対して強硬策から和解策に戦略を一転したように、イランに対し
ても和解策に転じた」とマスコミに思わせる効果を持った。米政府がイランと
和解する戦略に転換した、との見方から、原油相場は7月15日から3日間、
一気に下落を続け、3日で16ドル下落した。米議会で原油先物投機を規制す
る審議が始まった、6月初旬の水準まで戻った。
http://money.cnn.com/2008/07/17/markets/oil/?postversion=2008071715
▼イランの石油利権はBRICへ
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07月18日(金)
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