ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ ウナギ産地偽装 悪質極まりない詐欺だ
 神港魚類の担当課長(40)が魚秀の中谷彰宏社長から現金を受け取ったのは先月下旬。日本農林規格(JAS)法に基づき両社に改善指示をした農水省によると、魚秀側は同省に対し「不正は今年2月ごろ神港魚類と相談して始めた。
 現金は(一緒に偽装の手法を考えてくれた)謝礼の意味合いで渡した」と説明。これに対し、神港魚類側は「不正は農水省の調査を受けるまで知らなかった。現金は口止め料だと思う」と話している。
 一方、偽装の動機について、魚秀は「今年1月に発覚した中国製冷凍ギョーザの中毒事件の後、中国産品が売れなくなったため」と説明。
 ギョーザ事件後、中国産ウナギのかば焼きは価格が急落し、6月現在、1キロ当たり1800円〜1900円で、国産の4000〜5000円との価格差が広がっている。魚秀は偽装ウナギで今年3〜4月に約7億円を売り上げているが、同省では中国産として販売していれば2億円程度だったとみている。
 一色産ウナギで有名な愛知県一色町は、全国のウナギの約4分の1を生産している。市町村別では全国1位の生産高を誇り、太平洋に面している。今回偽装の舞台に使われた架空の製造会社の所在地は同県岡崎市にある「一色町一色」で、約30キロ離れた内陸部にあり、字名の一色は実在しなかった。
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ウナギ産地偽装で、厳罰化の波!
超悪質! 産地も製造元もデッチあげ
2008年 07月 04日 日刊のモバイル記事
ウナギ産地偽装問題で一斉捜索! 7月3日、兵庫、徳島両県警の合同捜査本部は、水産物販売会社・魚秀と卸会社・神港魚類の関係先26カ所を、家宅捜索。容疑は、不正競争防止法違反の虚偽表示です。調べによると、魚秀は4〜6月、中国産ウナギの蒲焼を国産と偽装した上で、卸会社3社に3.64トンを大量販売。このうち2社の取引は、神港魚類が仲介していました。おまけに、架空の会社を製造元にデッチあげるなど、手口は超悪質! 捜査本部は、より罪の重い詐欺容疑も視野に入れています。事情聴取を受けた魚秀の社長は、観念したのかあっさり偽装を告白。一方、社長から口止め料として?現金1000万円を受け取った神港魚類の担当課長は、関与を否定。「(社長らが)自分に偽装責任をなすりつけるシナリオを作った!」と主張しているようですが、真相はいかに?
「やり得」を許さない仕組みが不可欠!
さて、今年も昨年同様、「偽」の流れが引き続いているようですが、巷では「食品偽装に対する罰が手ぬるい!」との声が台頭。食品表示を取り締まる法律の1つ、JAS法(日本農林規格法)の厳罰化を求める機運が高まっています。一方、今回の事件の容疑=不正競争防止法違反の場合、虚偽表示罪の最高刑(個人)は、懲役5年または罰金500万円。これが詐欺罪となった場合は、2倍の懲役10年! ただ、相手をだます「故意」と、偽装で得た「不法の利益」の存在が必要なため、立証が困難しそう……。いずれにしても、消費者をあざむく食品偽装がこれだけ頻発している以上、「やり得」(偽装が得になる)を許さない法整備が必要!と言えそうです。
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07月05日(土)
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