ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 太陽光発電:補助金復活?
 一方、日本国内で太陽光発電を設置している家庭は約40万戸。企業も含めた需要は約200メガワットで世界全体の約1割。国が家庭への購入補助を05年度に打ち切ったため、伸びが鈍化している。また、設備は200万円程度となお高額。政府は補助制度の再開を含め普及策を検討しており、メーカー側も「世界的に省エネに関心が高まっており、将来的に有望」(シャープ)とみている。【森山知実】
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 ■ことば
 ◇太陽光発電
 住宅などの屋根にパネル型の太陽電池を設置して太陽光を電気に変える。発電時の二酸化炭素の排出はゼロ。三菱電機の試算では、07年の世界需要は04年から倍増し、1950メガワット。12年には約2・8倍の5550メガワットに達すると見込まれている。
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新戦略を求めて
             朝日新聞 http://www.asahi.com/strategy/0607a.html

消費抑制、日本の役割 自然エネルギー導入拡大を
 
太陽や風力、植物を使ったバイオマス燃料など、自然エネルギーはどの国にもある資源だ。省エネルギーも、石油や天然ガスの消費を抑え、需給の逼迫(ひっぱく)をやわらげる点で貴重な資源と言えるだろう。日本はその技術力を生かして、こうした資源をアジアに、世界に広めていく役割を担っていきたい。(編集委員・竹内敬二、社会部・井上道夫)

日本の課題
・日本は省エネ先進国だが、自然エネルギー導入で後れをとっている。
・省エネの経験を世界に広めるとともに、自然エネルギーの技術革新でも最先端をめざす。
・化石燃料への依存を減らし、世界の需給を楽にする。それをエネルギー戦略の旗印にする。

 世界の太陽光発電パネルの半分は、日本企業がつくっている。太陽光発電の導入量世界一も日本の指定席だった。しかし、欧州の調査団体によると、昨年末、ドイツに抜かれた。

太陽光発電による売電を酪農と並ぶ生活の柱にしているブールスマさん一家。
 「牛は搾乳など1日に2回の世話がいるが、これは何もしなくても稼いでくれる」と、ブールスマさん(33)は屋根を見る。オランダ国境に近いドイツの農村地帯。酪農を営むブールスマさんは2年前、屋根に普通の住宅の10倍、約30キロワットの太陽光発電パネルを設置した。

 電力会社に1キロワット時当たり0.54ユーロ(75円)で売れる。昨年の発電量は2万8000キロワット時で、売り上げは約210万円だった。約2000万円の設置費用は10年で回収できる。

 「いま乳牛が45頭、子牛が50頭いる。売電と酪農の稼ぎは同じくらいかな。牛乳の値段は動くけど、売電は固定収入が保証されるので生活が安定する」

 ドイツでは法律で、自然エネルギーでつくる電気の全量買い取りを、電力会社に義務づけている。太陽光や風力の発電事業を促すために買い取り価格を高めに設定し、そのコストは電気料金全体に薄く上乗せしている。太陽光からの買い取り価格は2年前に引き上げられた。

 ブールスマさんの家の工事をした設置会社「太陽エネルギーセンター」のシュルツさんは、「多くの人が『これなら投資が早く回収できる』と気軽に考え始め、2年間で太陽光設備が急伸した」と語る。

■技術革新──積極投資で自然エネ発電に競争力を

 自然(再生可能)エネルギー導入の主な目的は、温暖化を防ぐために二酸化炭素排出を減らすこと。そして、エネルギー安全保障のために自給率を高めることだ。欧州連合(EU、加盟25カ国)、米国、日本は表のような政策を導入している。

自然エネルギー政策の比較
 EU  加盟国平均で2010年にエネルギー全体の12%、電力の21%まで導入。欧州議会は「エネルギー全体で20年に20%」という目標を提案しているが、拘束力はない。
 米国 昨年できたエネルギー政策法で、風力、太陽、バイオマスの利用拡大を経済的に支援。2013年までに連邦政府の電力消費の7.5%を自然エネルギーに。植物利用のエタノール燃料も拡大。

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06月25日(水)
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